アイコン AIJ 20%以上委託年金基金リスト/厚労省の厚生年金基金委託企業一覧より 

金融自由化の落とし子であるハゲタカ投資顧問、これまでヤクザが口八丁手八丁で良くぞ投資顧問業において年金基金を扱わなかったものである。
ハゲタカのAIJ投資顧問の代表:浅川和彦もまたオリンパスの不良債権隠しのお手伝いで100億円以上を儲けたとされる連中と同様 野村證券OBであった。
こうした問題は、金融庁が運用の怖さを指導してこなかったことに責任があるが、いくらでも教科書はあった。そうした教訓を指導しなかった金融庁の怠慢事件といえる。

<世界的に有名なオレンジ郡の投資運用失敗事例>

カルフォルニア州オレンジ郡の自治体倒産事件:
1994年12月6日オレンジ郡が運用する投資組合がデリバティブ取引で失敗して15億ドルの評価損を出し破綻(預託プールされた資金は74億ドル)、連鎖して運用していた自治体のオレンジ郡も倒産した。郡の年間予算は37億ドルであった。

<20%以上運用委託していた年金基金>
84年金基金がAIJに運用委託していたと厚労省は発表しているが、危機的状況にある20%以上を運用委託していた基金は別表の通りである。
加入者と受給者が拮抗している基金もあり、そうした基金は即刻、支払に行き詰るものと思われる。また、退会者の続出も懸念され、10%以上運用委託していた企業の年金基金や団体の年金基金は厳しい対応を迫られるものと思われる。
企業の場合は、財務内容が良ければ、年金積立金不足で処理し会社側が充当すれば済むが、財務内容の厳しい企業や団体はそうはいかないだろう。

こうした問題は、AIJにより発覚したものの、発覚していない投資顧問分もかなりあると思われる。厚労省は投資顧問会社を緊急調査すると発表してい るが、嘘をつく投資顧問も山ほどあるものと思われる。大手の投資顧問の証券会社や信託銀行を除き、わけのわからない新興の投資顧問が扱っている年金基金は 徹底的に精査する必要がある。

当表は、前回掲載の一覧表も同時に参考にしていただきたい。

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[ 2012年3月 3日 ]
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