アイコン iFixitが解体・調査/新「iPad(アイパッド)」の仕様と中身は

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アップルの発表イベントにて、新iPadが15日発売されたが、仕様と中身は次の通り。

主な仕様の特長は
1、Retina ディスプレイは、iPadのディスプレイも高精細化。解像度は2048x1536とiPad2の4倍。264ppiという数字はiPhone4/4Sほどではないが、十分に精細。彩度も40%向上。
A5Xチップの「クアッドコアグラフィックス」搭載。A5の倍高速(アップル比)。

2、iSightカメラは、5メガピクセル、裏面照射型の新しい背面カメラ。動画撮影は1080pに対応します。そのほか赤外線フィルタ、オートフォーカス、顔認識など。

3、音声入力は、iPhone同様、キーボードのマイクボタンから音声入力機能が利用できる。英語、フランス語、ドイツ語、日本語に対応。

4、LTE:第4世代の高速通信規格。
LTEサービスを提供するキャリアパートナーとして、米国のAT&T/Verizon、カナダのRogers/Bell/Telusが挙げられている。日本ではLTEはドコモXiだが対応するのか、ソフトバンクが新たに対応してくるのか不明。
あわせてHSPA+、DC-HSDPAにも対応。こちらの規格はソフトバンクのUltraSpeed。また、iPhone同様にモバイルルーター機能「パーソナルホットスポット」を搭載している。

LTE対応に伴い、従来はWiFiモデルとWiFi+3Gモデルという構成だったが、新iPadではWiFiモデルとWiFi+4Gモデルとなっている。

ほかのポイントは:
5、バッテリ:高性能化にも関わらず、バッテリの容量拡大で10時間動作は変わらず。LTEでは9時間動作。

6、サイズ:241.2x185.7mm。大きさは変わらず。厚みはすこし太くなって9.4mm。重さも652g(WiFi)、662g(WiFi+4G)と50g ほど iPad 2から重くなっている。

7、キャリア:日本語ページで発表されている国内対応キャリアはソフトバンクのみ。
LTEへの言及はないが、HSPA+/DC-HSDPAには対応している。
ストレージサイズは16/32/64GBの3種類で変わらず。
8、ホームボタンはなくならず、ドックコネクタもこれまでどおり。SDカードスロットもない。

9、価格
価格はドル価499ドル~で変わらないが、日本では円高還元で多少値下げされている。
WiFi 16GB   :4万2,800円
WiFi 32GB   :5万0,800円
WiFi 64GB   :5万8,800円
WiFi+4G 16GB:5万3,800円
WiFi+4G 32GB:6万1,800円
WiFi+4G 64GB:6万9,800円

<iPadの中身>
1、エルピーダ製のDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)チップ。
2、東芝製のNAND型フラッシュメモリー(電気的に一括消去・再書き込み可能なメモ
リー)。
3、クアルコム製の次世代高速通信規格「LTE」用の半導体。
4、ブロードコム製の無線LAN「WiFi」や無線通信規格「ブルートゥース」用の半導体。
5、サムスン電子製のA5Xプロセッサ。
6、英半導体設計大手ARMホールディングの省エネ技術を採用、クアルコムが製造したグラフィック性能を強化した新型アプリケーションプロセッサー「A5X」。
7、アバゴ・テクノロジーズ。
8、トライクイント・セミコンダクター。
9、フェアチャイルド。
などのチップが使用されている。

以上、アイパッドを解体・調査したiFixitが15日、明らかにした。
 

[ 2012年3月17日 ]
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