カプコン/3月決算 減収減益 今期は大幅増収増益予想
7日のモバグリショックでは、6.6%下げ119円安の1688円となった。仏のオランドショックも重なっており、それほど影響を受けなかったようだ。
3月決算について同社は、基軸部門のコンシューマ・オンラインゲーム事業およびモバイルコンテンツ事業において、開発費の抑制など効率的かつ迅速な事業展開を図るため、家庭用ゲーム機、パソコンに加え、携帯電話やスマートフォン向けの開発部門を再編した。また、収益源の拡大を目指してソーシャルゲームの開発、供給に先手を打つなど、オンラインビジネスの強化に取り組んだ。
加えて、既存顧客の深耕や新規ユーザーの開拓を目指して「バサラ祭2011~夏の陣~」や「モンスターハンターフェスタ’11」などの各種イベントの開催や全国的な販促キャンペーンに加え、知名度の向上やファン層の拡大等、人気ソフトとの相乗効果の創出を図るため、劇場版アニメ「劇場版戦国BASARA-The Last Party-」や「逆転裁判」が全国上映されるとともに、人気キャラクターを活用した飲料水の発売など、有力コンテンツによるコラボレーション展開を推し進めた。
さらに、機動的なグループ展開を図るため米国子会社傘下のソーシャルゲーム会社を当社の直轄子会社としたほか、モバイルコンテンツ事業の拡充に経営資源を注力するなど、市場環境の変化に対応してきた。
結果、売上高は、前期のコンシューマ・オンラインゲーム事業において、大型ソフトの投入が相次いだ反動や当初予定していた主力タイトルが、次期にずれ込んだことなどにより、820億65百万円(前期比▲16.0%減)。営業利益は123億18百万円(前期比▲13.8%
減)、経常利益118億19百万円(前期比▲8.1%減)、当期純利益67億23百万円(前期比▲13.2%減)となったとしている。
今後、モバグリがどうなるのか不明な点だらけであるが、モバグリの収益源となっているコンプガチャに自社ゲームをシフトしない限り、大きな影響は受けないと思われる。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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09年3月期
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91,878
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14,618
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13,808
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8,063
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10年3月期
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66,837
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5,587
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5,530
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2,167
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11年3月期
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97,716
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14,295
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12,861
|
7,750
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12年3月期
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82,065
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12,318
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11,819
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6,723
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前期比
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84.0%
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86.2%
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91.9%
|
86.7%
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13年3月期予想
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105,000
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15,800
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15,700
|
9,800
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13年期予/12年期比
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127.9%
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128.3%
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132.8%
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145.8%
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