三井物産と丸紅/3月決算 共に10兆円の大台乗せ
<三井物産>
三井物産は、資源・エネルギー価格が前連結会計年度比で上昇し、金属資源セグメントで鉄鉱石価格の上昇により売上総利益が増加したほか、エネルギーセグメン トにおいても、持分法関連会社に異動したENEOSグローブが減少となったものの、全般に原油価格上昇の好影響を享受した。また、食料・リテールセグメン トがコーヒーの先渡契約に係る時価評価損益の改善を主因に増益となった。石油化学品中間原料及び肥料原料のトレーディングが不調であった化学品セグメント をはじめ、一部のセグメントが減益となったが、全体として売上総利益は191億円の増益となったとしている。ほか略。
同社は売上高より利益重視に動いているようだが、丸紅にも抜かれてしまった。天下の三井物産としては寂しい限りである。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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税引前利益
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株主利益
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11年3月期
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9,942,472
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317,003
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272,697
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306,659
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12年3月期
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10,481,166
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348,384
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413,211
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434,497
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前期比
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105.4%
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109.9%
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151.5%
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141.7%
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13年3月期予想
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400,000
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13年期予/12年期比
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#VALUE!
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#VALUE!
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#VALUE!
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92.1%
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米国基準
<丸紅>
丸紅の食料分野の売上高は、東南アジア向けが増加、前期比2,116億円増の1兆9,925億円、株主に帰属する利益は前期比12億円減の139億円。
エネルギー分野の売上高は、原油の高騰を受け同5,539億円増の3兆0,303億円、同利益126億円増の408億円。(原油関係は商社が儲かっているようだ)
金属分野の売上高は、鉄鉱石や石炭価格が上がったことから同720億円増の9,404億円、同利益155億円増の493億円となっている。
紙パルプ等は落ち込んだものの、電力・インフラ等も含め全体的には好調に推移している。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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税引前利益
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株主利益
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11年3月期
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9,020,468
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145,774
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207,217
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136,541
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12年3月期
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10,584,393
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157,315
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260,983
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172,125
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前期比
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117.3%
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107.9%
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125.9%
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126.1%
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13年3月期予想
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10,500,000
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170,000
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285,000
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200,000
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13年期予/12年期比
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99.2%
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108.1%
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109.2%
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116.2%
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米国基準
[ 2012年5月 8日 ]
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