サニックスエナジー苫小牧発電所（北海道苫小牧市）における「売電収入」は、安定操業による稼働率の上昇及び売電単価の上昇を受けて、前年同期比61.3％増となった。
「有機廃液処理」は、搬入量が堅調に増加し前年同期比10.5％増となり、ともに前期比増収となり、全体の売上高は３１４億５４百万円（前年同期比8.5％増）となった。
利益面では、環境資源開発事業部門は増収効果に加えてコスト削減に注力したことにより、収益性が改善し黒字に転換したものの、ただ、原価率の高い「太陽光発電システム」の売上比率が高まったことにより、ＨＳ事業部門、ＥＳ事業部門は減益となった。
今後の早急な課題として、太陽光発電セル価格は、世界的な不況による成長鈍化で価格が下る一方、生産は中国を中心に拡大しており、価格交渉力及び調達先の選別の再検討が必要であろう。