小野建(北九州・大分)/3月決算 増収減益
同社は、販売数量の増加により当連結会計年度の売上高は、1,479億42百万円(前期比10.6%増)。
損益面は、市況が軟調に推移したことにより在庫出荷分の利益率が低下したこと、また、当期末における在庫の評価損を1億35百万円計上したこと、期末近く において発生した不良債権により貸倒引当金を2億44百万円計上したことにより、営業利益24億97百万円(前年同期比▲23.6%減)。
1、九州・中国域は、売上高802億71百万円(前年同期比5.9%増)、部門営業利益は15億15百万円(前年同期比10.4%減)
2、関西・中京域は、売上高380億17百万円(前年同期比16.0%増)、部門営業利益は2億64百万円(前年同期比64.7%減)
3、関東・東北域は、売上高296億54百万円(前年同期比18.0%増)部門営業利益は8億14百万円(前年同期比11.6%減)
同社の鋼材は輸入鋼材、価格競争力を有しており、予算が厳しい建築業界にあり、関西や関東での売上高が大幅増加させている。しかし、当期は、鋼材の市場価格が安値に動き、ストックしている鋼材とのサヤが減少、そのため営業利益率は前期に比し悪化したが、利益を計上できる範囲内であった。同社にとって、今後のこともあり、関東域など顧客拡大のメリットの方が大きいと思われる。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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09年3月期
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167,751
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3,033
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3,454
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1,481
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10年3月期
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116,074
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2,302
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2,492
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1,277
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11年3月期
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133,720
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3,270
|
3,452
|
2,160
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12年3月期
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147,942
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2,497
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2,646
|
1,510
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前期比
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110.6%
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76.4%
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76.7%
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69.9%
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13年3月期予想
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154,893
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3,484
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3,550
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2,149
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13年期予/12年期比
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104.7%
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139.5%
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134.2%
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142.3%
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