アイコン (株)オーブン/民事再生申請

(株)オーブン(香川県観音寺市室本町1325-61、代表:大谷高陽)は6月29日、申請処理を鈴木英司弁護士(電話03-5510-3070)他に 一任して、高松地方裁判所へ民事再生法の適用申請した。監督員には、小林正則弁護士(電話087-823-0854)が選任されている。
負債額は約37億円。

同社は明治20年創業の冷凍包装麺製造会社。讃岐うどんを全国に販路を拡げ、ピークには120億円以上の売上高を計上していたが、不況や競争激化により平成23年3月期には約55億円まで売上高を落としていた。全国各地に営業所を設け、中国大連にも製造工場を有し、設備投資や固定費も大きく収益性は減じていた。そうしたなか、デリバティブ取引で大きな損失を出し、取引先とのトラブルも発生、信用不安に陥り、今回の事態に至った。

 民事再生は、今回の信用毀損で、売上高にどれほど影響を受けたかにかかっている。販売先がこれまでどおり売ってくれたら、リストラにより縮小均衡型の経営にすることで民事再生は可能である。
 

[ 2012年7月 2日 ]
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