アイコン 東証1部のホクト 10億円申告漏れ3億円追徴課税へ

東証1部上場のキノコ生産最大手「ホクト」が、関東信越国税局の税務調査を受け、11年3月期までの5年間で10億円弱の申告漏れを指摘されていた。過少申告加算税を含む追徴税額は3億円弱とみられる。

同社は06年、アメリカに100%子会社を設立。子会社の赤字経営を支える目的で融資。しかし、国税局は、この融資利率が、子会社が現地で資金調達した場合に比べ、低く設定されていると判断したとみられ、所得の海外流出を防ぐための移転価格税制が適用された。

親会社が子会社に対して、金利の安い日本の銀行から直接借りられるように、当該銀行に債務保証して、同社が子会社から保証料を取っていれば、こうした事態に至らなかったと思われる。

それも海外に支店を持つスーパー銀行ならば、現地で引き出せるというものだ。
ブナシメジ、エリンギ首位の同社は、きのこの放射能問題や消費不況問題など物ともせず、業績を上げているのは立派だ。

連結/百万円
2010年3月期
2011年3月期
2012年3月期
売上高
48,690
51,178
51,497
営業利益
9,381
9,861
7,919
経常利益
9,397
9,637
8,278
当期利益
5,170
3,278
4,408
総資産
61,981
61,582
66,783
自己資本
43,122
44,291
46,921
資本金
5,500
5,500
5,500
有利子負債
7,000
5,639
8,858
自己資本比率
69.6%
71.9%
70.3%
 
[ 2012年9月11日 ]
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