アイコン (株)マカベアルミ/破産開始決定

アルミダイカスト製造の(株)マカベアルミ(茨城県筑西市小栗7001-1、代表:大場正男)は9月30日、東京地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、相羽利昭弁護士(電話03-3356-5251)が選任されている。

負債額は約22億円。
申請日も9月30日。
同社は昭和48年創業の特許製品インテークマニホールドやFuelDeliveryPipeおよび熱交換フィンなどを生産している会社。売上主力先は自動車部品業界であり、平成19年8月期には27億円の売上高を計上していた。しかし、リーマン・ショックで車が売れず受注減少、少し回復してきたら東日本大震災で自動車メーカーのサプライチェーンが崩壊、受注減少、その後、自動車業界の回復過程では、自動車メーカーが海外へ工場進出を加速させたため受注減少。対応策として、フィリピンやインドネシアの拠点を設けていたものの奏功せず、売上高は減少を続け、最近では20億円を割り込んでいた。これまでの工場・本社投資や東南アジア進出に伴う借入負担も大きく、このたび、経営に行き詰った。
同社は、アルミダクカストの生産技術開発に優れ、インテークマニホールド(三次元多曲管形状)の特許なども取得していた。残念。

[ 2013年10月 1日 ]
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