アイコン (有)カネキチ/自己破産へ

古平町水産加工業協同組合員の(有)カネキチ(北海道古平郡古平町港町34、代表:吉野平康)は2月19日、事後処理を伊東秀子弁護士(電話011-272-5000)ほかに一任して、自己破産申請の準備に入った。

負債額は約9億円。

同 社は、タラコ加工販売の古平町水産加工業協同組合の経営破たんの一連の加盟組合員であるが、同組合から原材料を仕入れ、加工して、同組合に販売していた。 しかし、長く続く不況により消費者から高価となったタラコなど高額製品は敬遠され、タラコの輸入も多くあり、一昨年秋からは円安で原価が上がり、売上高の 減少、原価高にさいなまれ、採算性悪化を加盟組合員全体が生じさせていた。

円安も原因だ。

辛子明太子で知られる福岡の多くの業者も以前より大きく売上高を落としている。

円安で貿易主業のメーカーは企業収益を多く上昇させているが、一方で原材料(燃料・鉱物・穀物)や輸入製品価格の上昇により破綻している企業も多い。円安による景気回復に喜んでばかりいられない。

[ 2014年2月21日 ]
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