アイコン 一時代を築き上げたフリーペーパーの(株)ガリヤ/自己破産申請 「GaRiYa」

福岡の老舗フリーペーパーの発行の(株)ガリヤ(福岡市博多区店屋町8-3、代表:長澤由起子)は4月28日、申請処理を染谷翼弁護士(電話092-752-7878)に一任して、福岡地方裁判所へ自己破産申請した。

負債額は約1億円。

同社の長澤由起子女史は、福岡市ではフリーペーパーの先駆となる西広のエルフの発刊に携わり、拡大させた功労者であった。長澤女史は平成2年独立、フリーペーパー「GaRiYa」を発行、毎月1回、福岡都市圏の20~30歳台のOL層などを対象に、記事広告と併用しながら、飲食、ファッション、美容、エステ、旅行など幅広く取り扱い、ほかに殆どフリーペーパー誌もなく人気を博した。

 しかし、その豪腕・傲慢経営に嫌気して、片腕の幹部女性が独立、その後の同業者の乱立やネットの急普及もあり、糧の広告が取れにくくなり、数年前から給与遅配など噂され、戦力もジリ貧に。こうしたなか、平成24年8月には本店を売却するなどして再建を模索したものの、業績は回復せず、さらに悪化、今4月業務を停止していた。

長澤女史の豪腕さが同社拡大の原動力であっただろうが、人材を育てきれず自滅した。

 

[ 2014年5月 2日 ]
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