景況判断指数 4~6月▲14.6の大幅ダウン ただ7月以降は大幅改善
財務省と内閣府が11日発表した4~6月期の法人企業景気予測調査によると、大企業の全産業の景況判断指数(BSI)は▲14.6だった。
マイナスは2012年10~12月期以来、6四半期(1年半)ぶり。
4月からの消費税増税の影響で、自動車や家電、日用品など幅広い品目で販売が大きく落ち込んだことが響いた。中堅企業や中小企業もマイナスだった。
大企業の景況感は、過去最高だった前期1~3月期のプラス12.7から大幅に悪化した。ただ、7~9月期には増税の影響が緩和してプラス13.4に大幅改善し、10~12月期もプラス10.3と2桁改善の見通し。
設備投資の状況から、7月以降は大幅改善することだろう。しかし、消費税増税では内税と外税とバラバラであり、外税方式では結構商品が値上げされており、目隠し殺法を用いさせたものと見られるが、消費者の購買にとってボティプローになっているものと思われる。
景況判断」BSI (単位:%ポイント)
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1~3月
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4~6月
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7~9月
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10~12月
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前回調査
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現状判断
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見通し
|
見通し
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大
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全産業
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12.7
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(▲ 9.8)
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(8.3)
|
10.3
|
企
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▲ 14.6
|
13.4
|
|||
業
|
製造業
|
12.5
|
(▲ 9.4)
|
(8.5)
|
13.9
|
|
▲ 13.9
|
16
|
|||
|
非製造業
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12.8
|
(▲ 10.0)
|
(8.2)
|
8.3
|
|
▲ 15.0
|
12.1
|
|||
中
|
全産業
|
8.5
|
(▲ 15.4)
|
(5.6)
|
12.2
|
堅
|
▲ 19.5
|
9.2
|
|||
企
|
製造業
|
7.2
|
(▲ 17.0)
|
(7.5)
|
12.5
|
業
|
▲ 16.4
|
9.9
|
|||
|
非製造業
|
8.9
|
(▲ 14.9)
|
(5.0)
|
12.0
|
|
▲ 20.5
|
9.1
|
|||
中
|
全産業
|
0.1
|
(▲ 17.9)
|
(▲ 3.6)
|
1.6
|
小
|
▲ 21.5
|
▲ 3.7
|
|||
企
|
製造業
|
2.9
|
(▲ 19.7)
|
(▲ 2.5)
|
4.6
|
業
|
▲ 20.2
|
▲ 4.4
|
|||
|
非製造業
|
▲ 0.5
|
(▲ 17.5)
|
(▲ 3.8)
|
1.0
|
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▲ 21.8
|
▲ 3.6
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・( )内数値は前回調査による見通しの数値
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・BSI=「上昇」-「下降」社数構成比
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[ 2014年6月11日 ]
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