アイコン 「うさぎ生切り餅」の(株)きむら食品/民事再生申請 45億円の請求訴訟に信用失墜

餅・米飯製造業の(株)きむら食品(新潟県燕市吉田東栄町 14-33、代表:木村金也)は7月11日、申請処理を山崎良太弁護士(電話03-5223-7790)ほかに一任して、新潟地方裁判所へ民事再生法の適 用申請を行った。監督員には、高野泰夫弁護士(電話025-224-9504)が選任されている。
負債額は約50億円。

<新潟県の餅特許裁判、新潟餅自滅への道歩むか>
新潟県の餅業界、越後製菓(株)(長岡市)は2012年9月、サトウ食品工業に対する、切り餅をきれいに焼くためのスリット入れの特許訴訟で勝訴、その勢いで2013年6月、きむら食品に対して、製品の製造販売の差し止めおよび約45億3000万円の損害賠償請求訴訟を起こした。サトウ食品工業の判例からしても巨額すぎる請求額、潰れろとばかりの力づくの額を請求した。
これでは新潟の餅業界はすべて、整理淘汰されることになろう。
こうしたことから、きむら食品は信用失墜、不況からの販売不振もあり、今回の事態に至った。
2009年期の売上高約62億円、2013年期の売上高は約57億円、2013年6月提訴される。

<サトウ食品工業の特許侵害裁判>
2012年9月19日、切り餅がきれいに焼ける「切り込み」技術に関する特許権を侵害されたとして、越後製菓(新潟県長岡市)が、サトウ食品工業(新潟市)に商品の製造差し止めや損害賠償などを求めた訴訟の上告審で、最高裁第2小法廷(小貫芳信裁判長)は20日までに、サトウ食品工業の上告を退ける決定をした。同社に商品の製造・販売禁止と約8億円の賠償を命じた二審・知的財産高裁判決が確定した。
 

[ 2014年7月11日 ]
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