アイコン 第3セクター「神戸フルーツ・フラワーパーク」の(株)神戸ワイン/特別清算

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元ワインミュージアム+フラワーパーク経営の(株)神戸ワイン(兵庫県神戸市北区大沢町上大沢2150、代表清算人:深尾秀和)は7月1日、神戸地方裁判所において、特別清算の開始決定を受けた。

負債額は約35億円。

事件番号は平成26年(ヒ)第1001号。

官庁特有の杜撰な収支計画により開園された約100haのアミューズメント施設を抱えた「神戸フルーツ・フラワーパーク」 (神戸市北区大沢町上大沢2150)、膨大な赤字が続き44億円(2013年3月期)の繰越赤字を計上。最近では、施設内のオランダ国立美術館を模したホ テルフルーツフラワーも韓国系企業に叩き売り、大きな売却損を生じさせていた。

神戸市は税金で、同社を特別清算することで累積赤字など約34億円を今回消し込んだ。

神戸市は、当施設の負債額を大幅に減少させ、一般財団法人神戸みのりの公社(=神戸ワイナリー、兵庫県神戸市西区押部谷町高和1557-1)に経営を移管させ運営を続けている。

赤字問題を究明して対策をとらない限り、別の公社が運営を続けても再度大赤字を連発するものと見られる。

なお、「神戸フルーツ・フラワーパーク」は平成26年4月1日より入園料金が無料となっている。

一般財団法人神戸みのりの公社は、神戸ワイナリー(農業公園)、六甲山牧場、海づり公園(須磨・平磯)、さかなの学校(マリンピア神戸)、神戸フルーツ・フラワーパークの運営にあたっている。

一般財団法人神戸みのりの公社の2014年3月期の一般正味資産は3億18百万円の赤字、正味資産は国庫補助金などでかろうじて66百万円となっている。事業未払い金が19億17百万円計上されている中身が気がかりである。

 

[ 2014年7月14日 ]
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