SANSUIサウンドの山水電気(株)/破産開始決定
元東証1部の音響機器メーカーの山水電気(株)(東京都大田区蒲田5-29-3、代表:室越隆)は7月9日、東京地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、相澤光江弁護士(電話03-6721-3111)が選任されている。
負債額は約3億円。
再建途上で英国や香港のハゲタカに玩具にされ続け、2012年4月民事再生を申請、その後終結していたものの、業績はジリ貧のままで資金繰りに窮し今回の事態に至った。
同社の往時の音響機器の音色はSANSUIサウンドと呼ばれ、インパクトのある澄んだ音色を醸し出していた。
音響機器のデジタル化により、往年のメーカーは、アメリカの新興勢に世界市場を奪われ、ほとんどが整理淘汰されてしまった。音を楽しむ人たちも減ったのも確か。
最近ではJVCビクターのウッドコーンスピーカーは非常に上質の音色を出しており、生々しくてびっくりした。
[ 2014年7月16日 ]
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