農水産物の上半期輸出 過去最高 しかし現実は輸入高の僅か
TPPなどで農産物の輸出障壁が撤廃されようとする中、輸出が増えたと増えたと大騒ぎ している割には、輸入高に対して微々たるもの。いずれ食料の自給率を放棄するTPPではもっと輸入額・量とも増加することになる。一部の生産者が、輸出が 増えたとTVで持てはやされているが、政府のプロパガンダに過ぎない。日本は食糧自給率をどうするのか、近視眼的に検討もせず、TPPに日本を預託してし まっているようだ。
円安や日本食ブームなどを背景に、日本の農産物や水産物のことし上半期の輸出額が過去最高の2800億円余りに達したことが、農林水産省のまとめで分かった。
農林水産省によると、今年1月~6月までの農産物や水産物の輸出額は2840億円で、前年同期間比10.3%増加して、記録が残っている平成18年以降では過去最高となった。
これはこのところの円安や世界的な日本食ブームなどが主な要因で、内訳は、牛肉が27.4%上回ったほか、りんごなどの青果物が23.7%、清涼飲料水や菓子などの加工食品が15.2%、米や日本酒などが13.3%、それぞれ前の年を上回った。
このまま順調に推移すれば、年間の輸出額も、29年ぶりに過去最高を更新した昨年の5505億円をさらに上回る見通し。
政府の成長戦略では、農産物や水産物の輸出額を2020年に今の倍の1兆円にする目標を掲げていて、農林水産省は牛肉や水産物など品目別にブランドを立ち上げたり福島第一原発の事故をきっかけにした各国の輸入規制の見直しなどを働きかけたりすることで輸出拡大を図る方針。TPP締結を前提としており、2020年までに1兆円に届かなかったら、誰が責任を取るのだろうか。
このまま順調に推移すれば、年間の輸出額も、29年ぶりに過去最高を更新した昨年の5505億円をさらに上回る見通し。
政府の成長戦略では、農産物や水産物の輸出額を2020年に今の倍の1兆円にする目標を掲げていて、農林水産省は牛肉や水産物など品目別にブランドを立ち上げたり福島第一原発の事故をきっかけにした各国の輸入規制の見直しなどを働きかけたりすることで輸出拡大を図る方針。TPP締結を前提としており、2020年までに1兆円に届かなかったら、誰が責任を取るのだろうか。
農水産物の輸出入 /農水省
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H/億円
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23年
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24年
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25年
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輸入額合計
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80,652
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79,178
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89,531
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農産物計
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55,842
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54,419
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61,365
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林産物計
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10,264
|
9,712
|
12,369
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水産物計
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14,547
|
15,047
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15,797
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輸出額合計
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4,511
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4,497
|
5,505
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農産物計
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2,652
|
2,680
|
3,136
|
林産物計
|
123
|
118
|
152
|
水産物計
|
1,736
|
1,698
|
2,216
|
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差し引き
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76,141
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74,681
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84,026
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極度の輸入過多、昨年は円安で輸入額が12.5%も増加
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・農産国アメリカ様から輸入することで、自動車や機械などの輸出が認められている。自由主義経済など国家間では現実にはない
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[ 2014年8月25日 ]
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