福岡市出身の名優・絵師「米倉斉加年氏」亡くなる
舞台を中心にテレビや映画などで幅広く活躍した俳優で演出家の米倉斉加年（まさかね）氏が２６日、福岡市内の病院で亡くなった。享年８０歳。福岡市出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は妻テルミさん。後日、お別れの会を開く予定。
劇団民藝の「ゴドーを待ちながら」などで宇野重吉さんの相手役などを務め、２０００年に退団するまで、劇団の中心俳優、演出家として活躍した。
舞台「放浪記」では、森光子さん演じる林芙美子の友人役を長年にわたり演じた。他の代表作に「リア王」「オットーと呼ばれる日本人」など。
テレビではＮＨＫ大河ドラマ「勝海舟」「花神」などに出演。
数々の絵本や絵画を発表している。
米倉斉加年氏：
福岡県福岡市出身。福岡県立福岡中央高等学校でバスケットボール部主将を務めた。西南学院大学文学部英文科在学中に演劇に目覚め、大学を中退して1957年に宇野重吉らの劇団民藝に入団、2000年に退団するまで、俳優としてだけでなく演出家としても活躍した。
もとの本名は正扶三（まさふみ）だったが、幼い頃に旅の僧侶により「斉加年」と命名されて以降この名を名乗り続け、後に戸籍上も改名している。
残念。
[ 2014年8月27日 ]
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