アイコン LINE 何かあったのか森川亮社長退任

森川亮
森川亮氏
韓国検索サイト大手ネイバー子会社LINE(東京都渋谷区)は22日、 来年3月下旬に開催する株主総会後の取締役会で、出澤剛・最高執行責任者(COO)が、社長兼最高経営責任者(CEO)に昇格すると発表した。森川亮・社長兼CEOは退任する。
2014年4月から、森川社長と出澤COOの代表取締役の2人体制をとってきたが、森川社長から、次期株主総会での任期満了をもって退任する意向が伝えられたという。
出澤氏は2014年1月からCOOを務め、同年4月に代表取締役COOに就任。LINEサービスなど事業全般の指揮を執ってきた。
以上、

森川亮氏は、

1967年1月生の47歳、
1989年、筑波大第3学群情報工学専攻卒、日本テレビ放送網入社。
1999年、青山学院大で経営学修士号(MBA)取得。
2000年、ソニー入社。
2003年、ハンゲームジャパン(元NHNジャパン=社名変更LINE)に移籍。
2007年、社長就任。

出澤剛氏は
1973年6月生の41歳、元(株)ライブドア(3代目)代表取締役社長(堀江貴文→平松庚三)。
1973年6月9日に長野市出身。県立長野高等学校を経て1996年に早稲田大学政治経済学部を卒業。朝日生命保険に入社、研修終了後に西東京エリアの法人営業および研修トレーナーを務めた。2001年、ライブドアの前身オン・ザ・エッヂに1年間社外留学をした後、2002年に朝日生命保険を退職し、オン・ザ・エッヂに入社。
2004年、オン・ザ・エッヂのモバイル事業に所属、
2006年、上級執行役員/メディア事業部長に就任、
2007年、新ライブドアの代表取締役社長に就任。
2012年1月、ライブドアが韓国の大手検索会社のNHNに吸収され、NHN Japan(2013年4月1日より現・LINE)(株)取締役ウェブサービス本部代表に就任。
2014年1月、取締役COOに就任
2014,年4月、代表取締役COOに就任、
2015年3月、代表取締役CEOに就任予定

森川亮氏は、少数精鋭を旨としていたが、無料通話アプリのLINEが爆発的なヒットしたことを受け、社員を大拡充している。
今回の辞任の申し出は、親会社であるネイバー=NHNの金相憲氏と合わなくなってきた可能性もある。来年には上場を予定しているLINEであるが、時価総額は1兆円になるともされている。
上場を控え、社長が退任するなどあまり考えられず、可能性として残るのは、森川亮氏は目の上の金相憲氏と積極派の出澤剛氏に板挟みになり疲れたのかもしれない。
福岡市の事業地の建設が、建設費の高騰を理由に中断している(待っても下がる見込みはない)。福岡事業とも関係しているのだろうか。今秋上場予定が来年に先延ばしされたことも、いろいろいろいろあったのだろう。
LINEはNHNの100%子会社であり、ストックオプションでもなければ、森川亮氏は株主でもない。LINEが上場しても懐を暖めることはない。LINE成功の立役者であっても社会的な評価だけとは寂しい限りだ。
森川亮氏の今後の動きが注目される。
 

[ 2014年12月24日 ]
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