株価大幅反落 選挙自民大勝で材料出尽くし感拡がる
15日の日経平均株価は、前週末比▲272円18銭安の17,099円40銭と大幅反落して取引を終了した。14日行われた衆院選挙は自民党の信任投票であり安倍自民党が圧勝した。前日のNYダウの下げと予想通りの選挙結果に材料出尽くし感が開始早々から広まり反落した。
終値で1万7,100円台を割り込むのは11月17日(1万6,973円80銭)以来、約1ヶ月ぶり。前場に一時334円37銭安の1万7,037円21銭まで下げ幅を拡大する場面もあった。
12月の株価はよく年末高になるといわれるが、世界経済の地合いが悪く、再び、アメリカのNYダウの動きに連動するようになってきている。NYが寒波で風邪を引いたら、東京は寝込むことになるが、直近では12月8日をピークに株価は下がり続けている。
昨年1月の怒涛のような株価の値上がりは、新春期待できるのだろうか。何か隠し玉の落とし玉を政府が用意しないことには、アメリカ経済の回復が弱まれば、ズルズル下がる可能性すらある。中国経済は、バブル化した不動産の収拾過程にあり、まだまだ業界は売り玉の在庫を多く抱え、よほどインパクトのある政策でも打ち出さなければ、上向かないとされる。こうした経済環境に、鉄鋼が以前の太陽光発電のように、大幅な過剰生産設備になっているという。原油も値下がりしており、年末にかけ、いいニュースは聞こえてこない。
安倍さんにウルトラCを期待するだけだ。
最近の日経平均
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最近のNYダウ平均
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日付
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終値/円
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前日比
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終値/ドル
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前日比
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12月15日
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17,099.40
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-272.18
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12月12日
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17,371.58
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114.18
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17,280.83
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-315.51
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12月11日
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17,257.40
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-155.18
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17,596.34
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63.19
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12月10日
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17,412.58
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-400.80
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17,533.15
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-268.05
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12月9日
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17,813.38
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-122.26
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17,801.20
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-51.28
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12月8日
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17,935.64
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15.19
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17,852.48
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-106.31
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12月5日
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17,920.45
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33.24
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17,958.79
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58.69
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12月4日
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17,887.21
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166.78
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17,900.10
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-12.52
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12月3日
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17,720.43
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57.21
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17,912.62
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33.07
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12月2日
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17,663.22
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73.12
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17,879.55
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102.75
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12月1日
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17,590.10
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130.25
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17,776.80
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-51.44
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[ 2014年12月15日 ]
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