アイコン コンビニ 2月既存店ベース11ヶ月マイナス続く 2014年と2月

日本フランチャイズチェーン店協会がまとめた2014年と2月のコンビニの営業動向は次のとおりとなっている。

<<2014年コンビニ>>
<全店ベース売上高>

年間売上高は9兆7,309億円(前年比+3.6%)となり、前年比プラスで推移。チェーンにより格差はあるものの積極的に出店したチェーンもあり年間を通じ前年比プラスとなった。

<既存店ベース売上高>
年間売上高は8兆8,315億円(前年比▲0.8%)となり、前年比マイナスで推移。
2014年2月は大雪の影響で食品・非食品のまとめ買いがあり、3月は消費税増税に伴う駆け込み需要で、たばこ等のまとめ買いがあったため前年を上回ったものの、4月以降は駆け込み需要の反動、天候不順、個人消費の低迷等により前年比マイナスとなった。
《店舗数》
12月末現在の店舗数は5万1,814店(前年比+5.0%)であり2,479店の大幅な増加となった。

<来店客数>
(1)全店ベース
年間を通して、前年比プラスで推移。年間来店客数は160億5,499万人(前年比+3.7%)となった。
(2)既存店ベース
1月、2月は前年比プラス、その他の10ヶ月は前年比マイナスで推移。年間来店客数は147億1,387万人
(前年比▲1.1%)となった。

<客単価>
(1)全店ベース
年間平均客単価は606.1円(前年比▲0.04%)となった。
(2)既存店ベース
年間平均客単価は600.2円(前年比+0.2%)となった。
全店・既存店共に2014年2、3、8、11、12月は前年比プラスとなった。
既存店については、淹れたてコーヒーを含むカウンター商材や惣菜等が好調に推移したことにより、客単価が増加した。背景には<女性の社会進出、単身世帯の増加、高齢化の進行等による食の外部化がある。

<<2月のコンビニ>>
2月は平均気温が高く、また降水量は北日本太平洋側を除き少なかったため、既存店の来店客数は12ヶ月ぶりのプラスとなった。
総売上高は前年同月比2.9%増の7,300億66百万円、店舗数は同比4.8%増の52,380店となった。

しかしながら、淹れたてコーヒーを含むカウンター商材や惣菜等は引き続き好調に推移したものの、たばこ・雑誌の売上減少の影響が大きく、既存店売上高は前年を下回った。
既存店ベースでは、来店客数は、前年同月比+0.1%増の11億105万人と12ヶ月ぶりのプラスに、平均客単価は、前年同月比▲1.5%減の602円と5ヶ月ぶりのマイナスになり、売上高は前年同月比▲1.4%の6,628億53百円と11ヶ月連続のマイナスとなった。

以上、
日常の消費活動における財布の紐の堅さを物語っている。コンビニの場合、近くに店舗があり、利便性は高いが、商品価格は高く、まとまった買い物などはスーパーやディスカウントスーパーに流れているものと見られる。
コンビニ店舗数の増加は主にセブンの空白県に対する進出にある。

 

[ 2015年3月23日 ]
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