アイコン 2月の全国百貨店売上高11ヶ月ぶりプラス 東京地区と外国人観光客売上高

日本百貨店協会が19日発表した2月の全国百貨店売上高概況によると、全国の百貨店(調査対象83社・240店)の売上総額は約4457億円(前年同月比1.1%増)となり、11ヶ月ぶりのプラスとなった。
2月初旬から北海道を中心に暴風雪に見舞われるなど、地域によって天候のばらつきがあったものの、中旬以降、好天に恵まれ気温も上昇したことから春物商材が順調に推移した。

株高による消費マインドの向上や前年大雪だったこと、バレンタインや春節休暇による外国人売上高の底上げなどにより、昨年4月の消費税率引き上げ後初めて、既存店ベース、全店ベースともプラスを確保した。

地区別では、札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡の主要10都市の売上動向は1.6%増で3ヶ月ぶりのプラス。
北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州の地区別売上動向は0.0%減で11ヶ月連続のマイナスとなった。

衣料品・身のまわり品・雑貨・家庭用品・食料品の主要5品目では、雑貨が4ヶ月連続のプラス、衣料品が5か月ぶり、食料品が11ヶ月ぶりのプラスとなった。身のまわり品が3ヶ月連続、家庭用品が11ヶ連続のマイナスとなった。

<東京地区百貨店>5.3%増、全品目プラス
2月の東京地区百貨店(13社25店)の売上高概況によると、売上高は約1174億円(前年同期比5.3%増)で、4か月連続のプラスとなった。
売上高構成比の87.3%を占める店頭売上高は5.4%増、同12.7%の非店頭は4.0%増。

2月の入店客数は、昨年は大雪だったことにより、また、バレンタインの活況と春節休暇による訪日外国人観光客増などから5%強のプラスとなった。

衣料品・身のまわり品・雑貨・家庭用品・食料品の主要5品目は、身のまわり品が8ヶ月連続、雑貨が5ヶ月連続、食料品が2ヶ月連続、衣料品が2ヶ月ぶり、家庭用品が4ヶ月ぶりのプラスと全品目がプラスとなった。

<外国人観光客>235.8%の大幅増
2月の外国人観光客の売上高・来店動向は、外国人観光客招致会委員店(52店)での免税手続き総売上高は約153億6000万円(前年同期比235.8%増)となった。

うち一般物品売上高は約131億7000万円(188.0%増)、消耗品は約21億9000万円だった。
購買客数は、約17万7000人(234.1%増)、一人当たり購買単価は約8万7000円(0.5%増)となった。
外国人観光客に人気のあった商品の順位は、ハイエンドブランド、婦人服、婦人服飾雑貨、化粧品、紳士服・紳士服飾雑貨の順だった。
免税手続きカウンターの来店国別順位は、中国本土、香港、台湾、タイ、韓国、シンガポール、マレーシアの順となった。

 

[ 2015年3月20日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 
JCNET注目記事!
「医療法人社団菫会」前田章理事長と黒い巨頭(06/08 11:36) 2015:06:08:11:36:29
PR いま建設業界の求人が急増中、当サイトおすすめの「建設・建築求人ナビ」 が便利です。


PICK UP

↑トップへ