アイコン 東芝/水素事業を1千億円へ 研究開発拠点開設 2050年には160兆円市場

東芝は6日、二酸化炭素(CO2)の排出を減らせる水素エネルギー専用の研究開発拠点を府中事業所(東京都府中市)に開設したと発表した。
2020年度にも水素の製造から発電まで手掛ける大規模システムを他社に先行して実用化する。
水素関連の世界市場は、2050年には160兆円の市場になるとの予測がある。米GEなど世界大手の間で主導権争いが始まっている。

現状では、原油から石油を精製する過程で水素を取り出しているが、精製過程でCO2が出る。

東芝は、水素の製造過程でCO2を排出しないシステムを目指し、太陽光発電で水を分解して作った水素を、専用装置に貯めて大型の燃料電池で集中発電する。電力は、送電網を通じて家庭に供給する。
2020年度までに1万世帯分の電力を発電できる大型システムを開発し新電力などに販売する。
製造から発電まで一貫した水素エネルギーシステムは世界初。
 
東芝は、家庭用燃料電池など現在約200億円の水素関連売上高を20年度に1千億円にする計画。
 日本メーカーでは、昨年末にトヨタが世界初の市販用燃料電池車(FCV)「ミライ」を発売。
三菱日立パワーシステムズは、温暖化ガスの排出が少ない水素タービンを17年度にも実用化する。
川崎重工業は、海外の安価な水素を海上輸送する取り組みを始める。
海外勢では、GEがイタリア電力最大手と3万世帯分の水素発電を実証実験中。
欧州ガス大手の独リンデは、岩谷産業と提携しFCVへの水素供給設備の共同開発を進めている。
以上、報道参照
 

[ 2015年4月 7日 ]
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