アイコン 富士通/聴覚障害者向け音声リアルタイム文字化ソフト販売 会社利用も

富士通は、聴覚に障害がある人たちが会議や授業などに参加しやすくなるよう、音声認識の技術を使って会議中の出席者の発言をパソコンの画面上にすぐに文字として表示できるというソフトを開発した。
このソフトは、パソコンやタブレット端末に入れてマイクとつなぐと、音声認識の技術で会議の出席者が発言した内容をリアルタイムに文字としてパソコンの画面上で表示できるという。

出席者の数だけマイクが必要になるが、複数の人が同時に話しても発言者ごとに内容を表示することもできるという。

聴覚に障害がある人にとって会議や授業は、複数の人が同時に発言することがあるため手話などでの支援が難しいが、会社では、このソフトで参加しやすくなることが期待できるとしている。

このソフトは来月発売されるが、会社では会議の簡単な議事録を手早く作成することもできることから、幅広い利用を見込んでいる。完全な記事録としてはまだ難しいが、メモ程度には活用できる。

音声認識の技術で発言の内容を文字で表示する仕組みでは、NECが裁判所向けのシステムを実用化しているほか、NTTも笑い声まで認識できる技術を開発するなど、今後も幅広い利用が見込まれている。
以上、報道参照

[ 2015年4月14日 ]
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