アイコン サムスンギャラクシーS6・エッジは販売不振か?  スマホ世界ランキング付

アイフォーンの販売台数は、販売当初の9~12月期に7,450万台が売れ、1~3月6,120万台販売されている。

新作スマートフォン「ギャラクシーS6」の売れ行きに社運を懸けるサムスン電子に国内外から思わしくないニュースが相次いで伝えられていると韓国の朝鮮日報が報じている。
 
アップルの「iPhone(アイフォーン)」の中国での販売台数が初めて米国を抜くほど好調を見せ、インドではサムスンが現地メーカーに抜かれ、2位に陥落したという市場調査結果が示された。
さらには、中国のスマートフォンメーカー、北京小米科技(シャオミ)がインドに進出し、サムスンはさらにつらい戦いを強いられそうだ。インドでは中低価格スマホが主。

ブルームバーグは4月27日、市場調査会社クリエーティブ・ストラテジーズの推計を引用し、今年第1四半期(1-3月)の中国でのiPhone販売台数が1800万~2000万台に達し、同じ期間の米国の販売台数(1400万~1500万台)を抜いたと伝えた。
中国でのiPhone販売台数が米国を抜いたのは初めて。ブルームバーグは「iPhone6の大画面が中国人の好みに合った上、春節(旧正月)の特需、中国移動通信最大手の中国移動通信(チャイナ・モバイル)との提携などが奏功した」と分析した。

 中国、米国に次ぐ世界3位の携帯電話市場であるインドからも衝撃的なニュースが伝えられた。経済誌フォーブスなどは昨年、インドのスマートフォン市場で現地ブランドのマイクロマックスが
シェア22%を獲得し、サムスン(20%)を抜き首位に立ったと報じた。
アップルが8位にとどまるなど高級機種では勝負にならないインド市場で、サムスンは中低価格モデルでこれまで何とか首位の座を守ってきた。

 サムスン電子にとっては、シャオミのインド進出が最悪のニュースだ。シャオミは先週、インドで新モデル「Mi4i」を発売した。価格は204ドル(約2万4300円)と安価で、シャオミの初の海外向けモデルとなる。シャオミは来月、同モデルをマレーシア、インドネシア、シンガポール、台湾、香港でも発売する。
シャオミは中国でサムスンを抜き、アップルに次ぐ2位につけている。しかし、特許問題で中国市場からは出られないとの観測が有力だった。そうした予想に反するインド進出で、サムスンは中国以外でもシャオミとの厳しい競争にさらされることになる。

韓国の証券業界では、ギャラクシーS6の売れ行きが不透明だとの指摘も出始めた。
東部証券のアナリスト、クォン・ソンリュル氏は「世界販売の指標となる国内市場でギャラクシーS6の販売が当初の期待に達しておらず、検索エンジン大手グーグルの検索頻度でもギャラクシーS6はギャラクシーS3、S4に劣っている」と指摘した。
また、ギャラクシーS6よりも高級なギャラクシーS6エッジに関心が集まった点もS6の不振要因だとした。クォン氏は「ギャラクシーS6の販売台数はギャラクシーS5程度にとどまり、過去最高の7000万台には及ばない」と予想した。
以上、

サムスンにとって、付加価値の高いプレミアム市場の商品であるS6・S6エッジが売れれば良いだけのこと。
しかし、先行するアップルが1~3月も引き続き高い次元で販売台数を確保しており、アップルの勢いを止めない限り、サムスンが4月投入したS6・S6エッジに対するプレミアム市場の余力がどれほどあるのか問題となってくる。

中価格帯まで、小米などに市場を食われた場合、いよいよサムスンの業績は悪化することになる。(アップルは次世代「iPhone7」にサムスン製AP「A9」が搭載される報道されている。前回は台湾のTSMCが独占供給していた。ライバルに対する助け船だろうか)
低価格帯は、今やサムスンにとって工場稼働率工場のためであり、利益はほとんど出ない。その分野でも販売台数が危うくなってきているようだ。
プレミアム市場はサムスンとアップルの独壇場だが、アップルの牙城を切り崩さない限り、販売台数は伸びない。
以上、


良いにつけ悪いにつけ、世界中で韓国旋風を吹かす韓国の危うさをサムスンも共有してしまっているようだ。
インドはスマホ市場が急拡大しており、サムスンにとって、販売台数が伸びていればシェアにはこだわる必要はない。
なお、前回の報道では、S6・S6エッジの投入により、サムスンの市場シェアは28%~30%まで高まり、アップルとの差を再び大きく広げると報じていた。

 

2014年スマホ販売ランキング
メーカー
/百万台
シェア
14Q4
シェア
サムスン
316.6
24.4%
73.8
20.0%
アップル
192.6
14.8%
74.5
20.2%
レノボ
94.1
7.2%
25.9
7.0%
ファーウェイ(華為)
75.3
5.8%
24.2
6.6%
小米科技
61.2
4.7%
17.1
4.6%
LG
59.6
4.6%
16
4.3%
TCL-Alcatel
37.0
2.8%
14.4
3.9%
その他
463.6
35.7%
12.4
3.4%
合計
1,300.0
 
369.3
 
Counterpoint Technology Market Research版

 

[ 2015年4月28日 ]
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