アイコン MERS3人感染 なんと接触者64人を自宅隔離 中東呼吸器症候群

韓国保健当局は、中東から帰国した人が20日、新型ウイルス「中東呼吸器症候群」(MERS)に感染していたと発表、21日には患者が3人に増えたと発表した。3人の家族や医療陣ら計64人を隔離措置したという。
MERSはコロナウイルスが高熱や重度の肺炎などを起こす感染病で、感染源は不明のため、治療法は解明されていない。

ところが、韓国では、中東呼吸器症候群(MERS)患者と接触して隔離対象者に分類された医療スタッフ・家族など64人のほとんどが自宅にいることが確認されたと(韓国の)中央日報が5月23日報じている。

(韓国)政府が、国家指定隔離施設の代わりに自宅に隔離することを決めたからだという。疾病管理本部の関係者は22日、「対象者のうちごく少数だけが隔離施設にいる。正確な数は明らかにできない。残りの対象者は各自の自宅に隔離中」と述べている。

ある隔離対象者は、一緒に暮らす家族の感染を心配して隔離施設に送ってほしいと要請したが、保健当局がこれを拒否したという。
3人目の患者の娘の40歳代のキムさんは「父がぜん息・糖尿のため、長いあいだ看病してきた。家にいる夫や娘が危険だと考えた。熱は38度以上に上がらなかったが、潜伏期であるかもしれないと思って隔離を要求した」と話した。
これに対し疾病管理本部のペ・グンリャン疫学調査課長は「(キムさんが)微熱があるからといって検査をしてほしいと言ったが、実際には熱がなかった。もし、体内にウイルスがあるとしても発熱・せきなどの症状が表れるまでは検査をしても確認できない」と話した。

疾病管理本部のホ・ヨンジュ感染病管理センター長は「MERSは、症状が出る前はウイルス伝播がないので自宅隔離した。現行法上、自宅隔離対象者が外出するなど守則を守らなければ処罰を受けることになっていて、事実上、強制隔離と変わらない」と話した。

感染病の予防及び管理に関する法律では、「感染病で感染したり、伝播する恐れがある者を、保健福祉部長官、市・道知事または市長・郡守・区庁長が、「自家(自宅)」または「感染病管理施設」で治療するようにできる」と規定している。隔離を拒否すれば300万ウォン(約33万円)以下の罰金刑に処される。

金椿鎮国会保健福祉委員長は「仁川空港検疫所などに隔離施設があり、対象者が望む場合は不安感を減らすためにも隔離するべきだった。防疫対策がきちんと取られていないとみている」と述べた。
以上、

感染が広がらないことを祈ろう。
もしも、感染が広がれば、こんな調子では爆発的に拡がるおそれがある。
WHOは現在(2015年5月)までに、世界で1,090人の感染したMERS-CoV患者の報告と、少なくとも412人の関連する死亡報告を受けている。(2012年に初めて報告されている)

中東域を起因に発生しているものの感染源がラクダだったり羊だったり確定していないこと、また、治療方法が確立していないこと。37.8%と致死率が非常に高いことが挙げられている。

何かに付け異常反応を示す国民であるが、MERSではまったく危機意識が足りない。もしも、感染者が拡大すれば、観光客も激減し、冷えている国内経済をさらに悪化させるおそれもあるというのに・・・。念のため、潜伏期(2日~15日)の間、隔離すべきではないのだろうか。

詳しくは、(日本の)国立感染症研究所に掲載されている。
http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/alphabet/mers/2186-idsc/2686-mers.html


 

[ 2015年5月25日 ]
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