アイコン 追報:クロス=壁紙の価格談合カルテル5社/公取委が立入検査

室内用壁紙の卸売価格をめぐり、カルテルを結んでいた疑いが強まったとして、公正取引委員会は26日、独禁法違反(不当な取引制限)の疑いがもたれ、立ち入り検査を受けた会社は次の5社。

1、業界最大手のサンゲツ(東証1部)
2、リリカラ(ジャスダック)
3、シンコールグループ(本部・東京都港区)
 金沢のシンコールだけで114億円の売上高(14/3期)
4、トキワ産業(品川区)、
5、住江織物(東証1部)のグループ会社のルノン(品川区)。
以上の5社。
 各社はカルテルを締結。数年前から壁紙を小売店などに販売する際の卸売価格を調整し、引き上げた疑いが持たれている。
以上、

クロス工事は、業者も多く、競争も激しくゼネコンからたたかれやすい。メーカーはクロス工事屋と一緒になり、受注しており、工事価格そのものが価格カルテルで、高くなっていた可能性がある。
クロス工事会社に大手は存在せず、メーカーが現場に直接営業して、提携のクロス工事会社に仕事を回したり、クロス工事会社が、ゼネコンから見積もり提出の要請を受け、取引のメーカーに対して仕入値の見積もりを取り、施行費などを上乗せしてゼネコンに見積書を提出している。
大手ゼネコンでは1現場に付き、何社からも見積もりを取っている。

当然大型分譲マンションなどのように、施行面積も大きく、クロス価格も高いものは、受注が欲しく、メーカーもある程度幅を持って対応している。その辺までメーカーサイドは価格を話し合っていたのだろう。

 

[ 2015年5月27日 ]
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