アイコン 危機管理のなさ 韓国MERS 300万人感染すれば緊急事態だと それまでは

韓国の亜洲経済は2日、中東呼吸器症候群(MERS)の感染者が拡大していることについて、韓国当局者が「300万人が感染して、初めて緊急事態である」という趣旨の発言をしたと報じた。

2日現在、25名が感染し、うち2名が亡くなった。感染者に接触した人たち750人を隔離している。
正式に3次感染者も確認され、感染拡大の原因となった京畿道の病院名なども明らかにされず不安が広がっている。
初めての3次感染とされた16人目の患者が、先月15~17日に中東帰国者が入院していたB病院で治療を終え退院、しかし、20日から発熱(=感染)、隔離されないまま25~27日別の病院で受診、28~30日にはD病院の6人部屋に入院、同室の患者がMERSに感染して三次感染と確認された。

1、防疫当局は、20日中東帰国者の感染を確認し発表したが、18日にはソウルの総合病院で中東帰国者を診察した医師が、当局に感染の疑いを報告したが、当局から相手にされなかった。(当局は当該者がバーレーンにいたとし、同国ではMERS発生国ではないとの理由)

2、20日の初感染発表後当局は、当初入院していた京畿道の病院を封鎖することなく、全員隔離することもなかった。
 隔離条件は、入院患者と同じ病室の患者を対象とした。同じ階層や病棟の患者は中東帰国者の病室から2メートル以上離れているとし、隔離しなかった。
 こうしたことから、見舞い客や患者の介添え人などは完全に隔離者から外された。

3、また、入院患者の感染が確認され人の娘が、病院で介護していたことから、当局に対して、自らを隔離するように要請したが、38度以上熱がなければ隔離しないと言われ、拒否されたものの、後に感染が発覚した。

4、以上から、38度以上発熱している者たちだけを、感染症隔離病院に隔離、ほかは自宅隔離、当該者と同一病棟の患者はそのままとなった。

5、各病院への周知徹底、報・連・相もなされていなかった。中国渡航者の例でも明らかとなっている。

こうした当局が拡散の芽を放置してしまったことが、感染拡大の大きな原因となった。
300万人が感染した場合緊急事態とは、一事が万事こうしたことの結果が現出しているのだろう。

韓国MERS

[ 2015年6月 3日 ]
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