アイコン 日本はステマ広告ばかり/なぜ日本はステマが規制されないのか

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ネットを通して配信されるニュース記事が実は広告だとしたら・・・。
そんな事態が今春以降、相次いで発覚し、ニュースサイトや広告会社がおわびや釈明を続けている。なぜ、「広告」の表記が抜けるのか。
広告の形式や内容が記事と一体化していて、「ステルスマーケティング」(ステマ)とも呼ばれる。レーダーに映りにくいステルス戦闘機のように、ステルスは「こっそり行う」という意味。
1、2年前から広がり、対象となる商品は、化粧品や健康食品、ゲームなど幅広い。例えば、「通信会社はA社のサービスが一番早い」といった褒め言葉が添えられる。
最 大手ニュースサイト「ヤフーニュース」も7月、ステマ広告について「優良誤認として景品表示法違反に問われる可能性もある悪質な行為。積極的に排除し撲滅 したい」との考えを公表し、マイナビニュースなど2社3媒体との契約を解除した。その後も9月に1社の配信を終了させ、12月までに複数社の配信を打ち切 る予定という。
以上、報道参照

ステマの歴史-何故、「ステルスマーケティング」の検索予測で「ソニー」が一番最初にくるのか

VWのダウンサイジングエンジンにつき、VWが問題となる9月18日以前に、何人もの執筆者によるステマ広告らしき記事が掲載されていた。日経新聞でも取り上げられ、ヤフーニュースでも何回も掲載された。
それはステマ広告ではないのかとJC-NET(最近のVWの高評価記事はステマ広告か)で取り上げたが、内容は、ダウンサイジングエンジン賛歌、HVはガラパゴス化するとか、時代に取り残されるとか。現在、記事を掲載した方々はどうしているのだろうか。

再度、書くが、化石燃料の時代はトヨタも言うように2050年には終わり、生産されなくなる。
EVか燃料電池車に取って代わる。それまでの繋ぎとして、HVやPHVが存在することを理解していない近視眼的なところに大きな問題が執筆者にある。

EVは、充電インフラ、充電時間、1充電の走行距離、販売価格などの問題があり、まだ普及するには相当時間がかかるとして、トヨタもホンダもHVを進化させてきている。

アメリカでHVが売れなくなったのは、シェールオイル開発により燃料が激安となり、HVをコストパフォーマンスと見ていたユーザーが離れたからである。環境意識よりランニングコストが重視された結果であるが、欧州ではVWらのダウンサイジング車が売れているとしてもトヨタの販売重点地はライバルひしめく欧州ではない。ダウンサイジングエンジンにこだわっていれば、時代の流れにもついていけなくなる。
VWは長年日本で売れ続けていたが、昨年からベンツが売れ出し、VWは外車№1から陥落するどころか、前年比でマイナス(1~9月累計では前年同期比▲11.2%減)となっていた。

VWジャパンの社長が今年7月末交代し、新社長が巻き返しを図るタイミングで、何人もそれも何本もVW賛歌の記事が掲載された。誰が見てもステマ広告だと思うだろう。
ホンダが、トヨタがダウンサイジングエンジンを搭載しても、欧州ではバイドイツ・バイフランスという主義があり、EUとFTA締結の韓国の車のように何割も安く・デザインも見劣りしない車だったら不況下、売れようが、日本車はそこまで安く売る車でもなく売れない。逆にVWがアメリカで売れないのと一緒だろう。

8月後半から急にVW賛歌記事が出てきた。しかし、9月18日に米EPAによるVWは以外不正プログラム搭載問題が発表され、ダウンサイジングエンジン賛歌記事はまったくでなくなった。日経新聞もおかしなものである。
ダウンサイジングエンジンは、ディーゼル車(TDIエンジン)ばかりではなくガソリン車(TSIエンジン車)もあり、既存エンジンの効率を最大化した発想はすばらしいもの。いくらでも継続してVW賛歌記事が書けるのだが・・・。

新聞社は意識してステマ広告がかった記事を書くことはよくある。お世話になったあの人に・・・。また、大きな広告をもらうためであるが、そうした提灯記事も当然ステマ広告の部類に入る。TVも一緒。マスメディアが電力会社のことを深く書かない。書かない自由を満喫し、報道の自由と勘違いなさっているが、書かないことで、相手に利益を供与している。大手新聞各社が、広告をよく出す企業についての問題記事は、いつも横並びになるのはそうしたことに起因している。

ともかく、

日本が欧米のように政府主導の規制はせず、ネットメディアが自ら規制するしかないのは、献金の多い大手や電通がステマを繰り返すからではないだろうか。

 

マイナビ-ステマ

[ 2015年10月27日 ]
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