(株)キノシタ(埼玉)、(株)グリ(東京)、(株)合同金属(茨城)/自己破産へ
ステンレス鋼等再生販売の(株)キノシタ(埼玉県入間市中神849-1、代表:深沢彰彦)と関連の(株)グリ(東京都羽村市五ノ神2-6-33、代表:木下正明)および関連の(株)合同金属(茨城県つくば市上大島神明1926、代表:木下正明)の3社は11月7日事業停止、事後処理を御山義明弁護士(電話03-6225-2557)ほかに一任して、自己破産申請の準備に入った。
負債額はキノシタが約22億円、グリが約3億円、合同金属が約2億円。
キノシタは、昭和62年創業のステンレス鋼を主体とする鋼材の再生販売業者。茨城県つくば市に大型の拠点をはじめ大規模な再生処理施設を有し、大手鉄鋼商社などを対象に販売し、リーマン・ショック前には160億円以上の売上高を計上していた。しかし、それ以降、鋼材市況が不安定化、世界経済も低迷し、日本の機械製造工場の海外移転を進み、売上高も平成25年9月期には40億円を割り込むまで減少、約4億円の赤字を露呈していた。再建に向け中小企業再生支援協議会の支援の下、経営改善に乗り出していたが、中国経済の低迷から市場価格は低迷、販売不振も続き、事業継続を断念した。
ほか2社は連鎖したもの。
会社名
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株式会社 キノシタ
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住所
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埼玉県入間市中神849-1
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代表者
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取締役社長 深澤彰彦
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社員数
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39名(平成25年4月末)
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資本金
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1,000万円
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事業内容
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・ステンレス・スクラップを中心とした鉄鋼屑・非鉄屑等の買取、販売
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・産業廃棄物の収集運搬
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・金属くずの再生処理
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売上高
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49億円(平成24年度実績)
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主取引先
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阪和興業、メタルワン、三井物産メタルズ
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主取引銀行
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みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、西武信金
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[ 2016年11月 8日 ]
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