アイコン 博多駅前一帯 避難勧告 大動脈の道路陥没による 地下鉄工事中 工事落札業者

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1107_06.jpg福岡市は本日早朝発生した博多駅前の道路陥没により、次の地域に避難勧告を発令した。
博多駅前2丁目3番12号、14号
博多駅前2丁目5番5号、7号
博多駅前3丁目25番21号
博多駅前3丁目26番1号、29号
に対して、避難勧告を発令した。

博多駅前2丁目で発生した道路陥没、早朝だったことから幸いにも事故等の発生はなかったが、路線は、博多駅からキャナル-中州-南天神に至る福岡市の大動脈の一つであり、地下鉄の七隈線延長工事(南天神-博多駅間)が行われていた。
福岡市の博多・天神地区の地盤は、御笠川と那珂川による堆積土や埋立により形成されている軟弱地盤でもある。地下鉄工事は昭和50年(1972年)着工、58年(1983年)に博多駅まで開通している。
また、七隈線は、橋本-南天神間で平成17年(2005年)2月に開通、予想より大幅に乗客が少ないとして、急遽、南天神から博多駅まで通せば乗客が増える算段により、同区間の延長工事が実施されている。
工事期間は平成25年12月5日(大成JV分)および平成26年3月6日(大林JVと銭高JV分)から平成31年3月15日までとなっている。

福岡県警と福岡市によると、8日午前5時15分ごろ、福岡市博多区博多駅前2の博多駅前通りで、道路が陥没した。
陥没地点の地下では、福岡市地下鉄・七隈線の博多駅までの延長工事をしており、穴は深さ約15メートル、幅約20メートル、長さ約10メートル。
軟弱地盤に対する工事手法が問題だったかもしれない。

<工事落札業者>
1、 福岡市地下鉄七隈線博多駅(仮称)工区建設工事
(博多2丁目先から博多駅中央街先) 112億9,800万円 (予定価格:113億5,091万3,700円) 99.50%
工事期間:平成25年12月5日~平成31年3月15日まで
工事内容:延長工事L=279.3m
落札業者:大成・佐藤・森本・三軌・西光JV

2、 福岡市地下鉄七隈線中間駅(仮称)西工区建設工事
(春吉3丁目から祇園町先) 
76億5,936万円 (予定価格:76億6,956万2,940円) 99.87% 
工事内容:工事延長 L=670.9m
工事期間:平成26年3月6日~平成31年3月15日まで
落札業者:大林・熊谷・大本・東田中建設JV

3、 福岡市地下鉄七隈線中間駅(仮称)東工区建設工事
(祇園町先から博多駅前2丁目先) 
43億8,642万6,480円 (予定価格:同額) 100%(ぴったしカンカン)
工事内容:工事延長 L=469.6m
工事期間:平成26年3月6日~平成31年3月15日まで
受注者:銭高・日本国土・九建JV

福岡市は発注に当たり次の項目について、技術提案を求めていたが技術提案なしで落札していた。(形だけでも総合評価方式による発注=技術提案なしでも落札できる福岡市の地下鉄工事)
1、躯体コンクリートの品質確保について
2、深い土留工の確実な施工について
3、基盤層境の確実なシールドの掘進管理について
4、近接の商業ビル及び住民への配慮について
5、地場企業への下請計画について

道路陥没に対する対策については、福岡市から直接的な技術提案は問われていなかった。

[ 2016年11月 8日 ]
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