・ 11月の住宅着工戸数は、91,475戸(前年同月比14.1%増)、季節調整済年率換算値で103.3万戸(前月比0.4%減)。

・ 利用関係別にみると、持家、貸家が前年同月比で増加となった。このようなことから、住宅着工の動向については、リーマンショックを受けた大幅な下落(平成 21年度)以降、緩やかな持ち直しの傾向が続いてきたが、このところ、消費マインドの改善等もあり、堅調に推移している。

・ 今後の先行きについては、雇用・所得環境の推移、東日本大震災からの復興状況、建設労働者の需給状況、住宅ローン金利の動向等を引き続き慎重に見極める必要がある。

<持家>注文住宅

前年同月比では15ヶ月連続の増加(前年同月比22.6%増の34,580戸、季節調整値の前月比3.2%増)。

<貸家>アパート・貸家・賃貸マンション

前年同月比では9ヶ月連続の増加(前年同月比17.1%増の35,226戸、季節調整値の前月比2.2%減)。

<分譲マンション>

前年同月比では2ヶ月連続の減少(前年同月比▲14.6%減の9,037戸)。

<分譲戸建>

前年同月比12.1%増の12,111戸、15ヶ月連続して増加している。

分譲マンションの落ち込みは、9月までの消費税増税前の駆け込み需要の反動であることに、一切言及しない官僚たちの素直になれないアホさ加減には呆れ返る。(10月以降着工分で来4月以降に完成分は8%消費税となる)

貸家の主体は1Rなどの賃貸マンションと思われるが、10月から着工では、とても3月までに間に合わないが、建築は堅調である。家賃で消費税が取れることから、痛くないと見ているのだろうか。それともまたバブルか。