福岡ソフトバンクは25日、ファーム(2、3軍)新本拠地の移転先を、福岡県筑後市に決定したと発表した。
九州新幹線のJR筑後船小屋駅周辺の約7ヘクタールに、球団が二つの新球場や雨天練習場、選手寮などの豪華施設を建設。2016年の本格使用を目指し、九州全体からファンを呼ぶ。

ホークスの新若鷹ファームは、5県33市町により誘致合戦が繰り広げられ、福岡・北九州・宮田町・筑後市の4ヶ所に絞り込まれていた。
ホークスサイトでは、筑後市を選んだ理由は、2016年シーズンから本格供用できるか、コスト面で有利かがポイントになったとしている。

球場はメーンとサブの二つを予定。費用は40億~50億円を見込む。九州新幹線の駅に隣接しており、九州南部のファンを獲得する拠点としても期待している。

レジャー性を求め、集客増を狙った施設建設も検討。舘取締役は「今までしにくかったネーミングライツや広告看板の制約はなくなる」と事業拡大を見込んだ。
 
ソフトバンクは8月に移転先の公募を開始。現在本拠地として利用している雁の巣球場(福岡市)の老朽化などが理由で、筑後のほか福岡、北九州、宮若の福岡4市に絞られていた。

 ホークスでは11年に3軍制を導入してファームの規模が拡大。新本拠地は一大育成拠点となるほか、球団は、地域に根ざした米マイナー・リーグの本拠地を理想に家族連れを含め、新たなファン獲得を狙う。順調なら2年後の15年末完成に向けプロジェクトが進める。

早速、タマホームの玉木社長が、筑後市は旧本社地で発祥の地でもあり、ホテルを建てる計画を発表した。
当地は、期待された新幹線駅効果も乏しく寂れゆく船小屋温泉地でもあった。

<日本の税金の無駄>
筑後市船小屋の当該誘致地は、当初、九州新幹線の操車場基地として、広大な土地が新幹線の土地を取得する「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」により高く高く買収された。土地に絡んでまっ黒けの疑惑もあった場所だが、結果、新幹線駅だけ建設され、操車場は建設されず、広大な空き地が買収されたままとなっていた。日本はこうして借金が1000兆円を軽く超えた。