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MICE施設「熊本城ホール」314億円投資熊本市が計画する大型集客施設・いわゆるMICE施設について大西市長が市民と意見を交わす催しが25日、初めて開かれました。
 MICE施設は、熊本市が市中心部の再開発でできる複合施設の中に総事業費314億円をかけて建設を計画している3000人を収容できるメインホールを含む7階建ての施設。
先月就任後、大西市長はコストダウンや、稼働率を上げるための施設規模などの再検討を進めていてその一環として初めて市民と意見を交わす場を設けた。
まず、大西市長は、名称を「熊本城ホール」と予定していることを明らかにしたうえで、これまでの再検討の状況について、機材を運搬しやすいようメインホールを1階や2階へ変えようとしたが、追加コストが大幅にかかるため見送ったことを説明した。
また、現在、稼働率を上げるために700人規模の中規模ホールを追加するかどうか検討していることなどを説明した。
会場に集まった市民からは、「どのくらいの学会や会議を誘致できるのか」といった質問や「熊本空港からのアクセスをよくしてほしい」、「市民にも使いやすいよう利用料金を抑えてほしい」などといった意見が出た。
以上、

報道では総事業費は314億円となっているが、なにやらかにやらで440億円になるとも指摘されている。市長はなにやらかにやら入れ総額を市民に提示すべきだろう。
九州ではMICE施設が福岡にしかなく、熊本市が政令指定都市の祝い施設として名乗りを上げている。これに刺激を受けた長崎市の田上市長も長崎駅の区画整理事業地に、MICE施設を建設する計画をブチ上げているが、上程ごとに議会から跳ね返されている。

MICE施設だけ建設しても、交通アクセスや宿泊施設などのインフラ問題が付きまとう。また、最大最小の収支計画も必要だ。学会などは季節により集中し、通常日の稼働率が問題となる。瞬間的に稼働率がよくなってもホテルは新たに投資できるものではない。利用する絶対的な潜在人口と訪問客数が必要だ。
全国の首長は誰でもMICE施設を造りたかろうが、金には限りがある。借金も財産とばかりにみんなが喜ぶ施設作り、脳味噌をバブル化させるのは誰でもできることだ。
利用計画・収支計画など、その道のプロのコンサルがおり、市民にすばらしいと見せかけられる、議会が承認しやすい棚から牡丹餅状態のすばらしい計画書を作成してくれる。
(ほとんどが蓋をあければ杜撰で出鱈目であったことがわかるが、建ててしまえば終わり。首長は私的全財産を投げ打つほどのパワーで計画を議会にはかってもらいたいものだ)