sponsored

産業用センサーなどを開発・販売するキーエンスは2日、創業者の滝崎武光会長が会長職から退任すると発表した。
発表によると、3月21日付で名誉会長となり、グループ運営への助言やリーダー層の人材育成を行う。代表取締役は退くが、取締役には引き続きとどまる。
ブルームバーグ・ビリオネア指数によると滝崎氏の個人資産は72億ドル(約8500億円)で国内第4位。
滝崎氏は1974年に同社を設立して社長に就任し、2000年から会長を務めていた。

2014年3月期の売上高営業利益率は49.3%。同社は高待遇企業としても知られ、14年6月の有価証券報告書によると、社員の平均年間給与は1,440万円。優秀な人材が競って入社している。
滝崎氏は、日本企業には珍しい高利益率企業を形作ってきた人物。波のある経営からは一線を画すが、同社はすでに利益が地道に積み上がるようになっているという。
以上、ブルームバーグ

同社は創業来、製造工程や生産工程用のセンサーの開発と検出・計測制御機器の販売会社。同社の最大の特徴は、会社は開発研究に特化し、生産は委託するという工場を持たない世界的なセンサーメーカーであること。

キーエンス業績推移
連結/百万円
2012年6月期
2013年3月期
2014年3月期
決算月数
3ヶ月
9ヶ月
12ヶ月
売上高
52,016
165,813
265,010
営業利益
22,805
76,416
130,689
  営業利益率
43.84%
46.09%
49.31%
経常利益
.
82,877
136,742円
当期利益
15,535
52,043
85,904
総資産
686,455
753,985
862,176
自己資本
658,365
718,256
804,204
資本金
30,637
30,637
30,637
有利子負債
0
0
0
自己資本率
95.90%
95.30%
93.30%
・2月2日の株価55,980円