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チュニジアの博物館で日本人を含む外国人観光客など21人が殺害されたテロ事件で、射殺された容疑者の2人以外にも犯行グループの一員が、博物館に入り込んでいたのではないかという見方が出ていて、当時の警備態勢に問題があったと批判の声が上がっている。
チュニジア議会のモーロ副議長は、「(博物館の)警備に当たっていた警察官4人が、カフェなどに行っていて1人も現場にいなかった」と述べた。

チュニジア政府は、公開した映像について、「博物館を襲撃したテロリストの映像」としか説明していないが、2人以外にも事件に関わったとみられる男の顔写真を公開して情報を求めている。
防犯カメラに、犯行グループと見られる男たちが写っていたことから、事件前にすでに犯行グループの男たちが博物館内に入っていたのではとされている。博物館内では大量の爆薬物も見つかっている。
以上、

中東調査会の関係者は、チュニジアは最近、決して安全な国ではなくなっていたと証言していた。チュニジア南部ではゲリラとの抗争が頻発化、首都チュニスでも失業率が一向に改善されないことから、アラブの春を主導した若者中心に不満が高まっていたとされる。特にチュニジアからシリアやイラクへ3千人あまりが参戦しているとされ、日本大使館は、欧州に追随してそうした情勢分析を見誤った可能性がある。

今回の襲撃犯たちは、隣国リビア(3どもえの内戦状態)で、軍事訓練を受けたとされている。