２０１０年にアメリカのメキシコ湾で大規模な原油流出事故を引き起こした、イギリスの大手石油会社ＢＰは、アメリカ政府などに日本円で約２兆３０００億円の和解金を支払うことで合意したと発表した。
アメリカのメキシコ湾では、２０１０年、イギリスの大手石油会社ＢＰの海底油田の掘削施設が爆発し、１１人の作業員が死亡したほか、大量の原油が広い範囲に流出し、地元の漁業などに大きな被害をもたらした。

この事故についてＢＰは２日、アメリカ政府とルイジアナ州やフロリダ州など南部の５つの州に和解金を支払うことで合意したと発表した。
和解金総額は１８７億ドル（約２兆３０００億円）に上り、汚染被害からの回復や経済的な損失の補償などに充てられるという。
アメリカ司法省は、今回の和解金額は、アメリカで企業が支払う額としては過去最大になるということで、リンチ司法長官は「和解金は被害を受けたメキシコ湾岸地域の経済に長期的に恩恵をもたらすだろう」と話しているという。
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よく深海の流出を止めたものだ。 こうしたリスクは海底油田の場合常にある。