sponsored
金融情報誌を発行する中国の財新伝媒は英HSBCからスポンサーを引き継ぎ、財新/マークイットが7月のPMIを発表した。
7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は48.2で、昨年4月以来の低水準だった。5ヶ月連続で景況改善と悪化の分かれ目となる50を下回った。
7月の生産指数は47.3と、昨年3月以来の低水準。6月に上昇していた新規受注指数と新規輸出受注指数は7月は低下した。
エコノミストは、景気回復の勢いが7月に外需の鈍化によって失われた可能性を示唆していると指摘している。
製造業の低迷を受け、中国当局がさらなる金融緩和に踏み切るとの観測が広がる可能性が高い。
上半期のGDPは7.0%だったが、中身は証券バブルによる証券金融とそれに連動した不動産金融が押し上げている。製造業である第2次産業の伸び率は6.1%、鉱工業は6.0%となっており、証券バブルが崩壊すれば、証券金融と不動産金融が落ち込み、第3四半期は今年GDPの目標値でもある7.0%維持は不能となる。
ただ、7月8日から国家総動員により株を買い支えたことから株価指数は幾分戻しており、どのように金融セクターに反映されるか、6月・7月の新築住宅価格指数では判断できず、また、自動車販売台数の伸び率も下記表のように怪しくなっており、8月の各種経済指数が大いに注目される。捏造しますか?
sponsored
中国GDP 2015年上半期(1期・2期合計) 速報
|
||||
|
生産額/億元
|
前年同期比
|
||
GDP
|
296,868
|
7.00%
|
||
第1次産業
|
20,255
|
3.50%
|
||
第2次産業
|
129,648
|
6.10%
|
||
第3次産業
|
146,965
|
8.40%
|
||
|
|
|
||
農林水産業
|
21,002
|
3.60%
|
||
鉱工業
|
111,500
|
6.00%
|
||
建築業
|
18,796
|
7.00%
|
||
卸・小売業
|
27,123
|
6.10%
|
||
輸送・倉庫・郵便サービス
|
14,416
|
4.90%
|
||
ホテル・サービス業
|
5,111
|
5.40%
|
||
金融
|
27,757
|
17.40%
|
||
不動産業
|
19,796
|
3.30%
|
||
その他
|
51,368
|
8.90%
|
||
中国の自動車販売台数推移
|
||||
/万台
|
中国市場
|
|||
年
|
販売台数
|
前年比
|
||
2010年
|
1,826.47
|
32.4
|
||
2011年
|
1,841.89
|
0.8
|
||
2012年
|
1,930.64
|
4.3
|
||
2013年
|
2,198.41
|
13.9
|
||
2014年
|
2,349.19
|
6.9
|
||
2015上半期
|
1,185.03
|
1.4
|
||
2015年1月
|
231.96
|
7.6
|
||
2月
|
159.33
|
-0.2
|
||
3月
|
224.06
|
3.3
|
||
4月
|
199.45
|
-0.5
|
||
5月
|
190.38
|
-0.4
|
||
6月
|
180.31
|
-2.3
|