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次期総統選で政権交代が確実視されている台湾で、中国寄りの国民党・馬政権は、中国寄りに教科書改訂という最後のあがきを権力行使している。

台湾・台北市で23日深夜、歴史教科書の見直しに反発する高校生らが、教育部(教育省)の建物に突入し、警察当局が24日未明に未成年11人を含む33人の身柄を拘束した。

教育部は、昨年1月に高校の学習指導要領を改定し、今年9月の新学期から使用する歴史教科書の修正を決めた。

日本統治時代を「日本統治」から「日本植民統治」に改める一方、中国関連の記述を大幅に増やした。最大野党・民進党は「戒厳令下の『大中国史観』に回帰している」などと批判している。