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「レノボ・グループ」が、出荷時に独自にノートパソコンに組み込んでいたソフトウエアに、個人情報の流出などにつながる恐れがある欠陥が見つかった。
このソフトは今年6月までに販売された23機種のパソコンに入っているが、利用者が簡単に消せないようになっていて、レノボはこのソフトを消すための特別なプログラムの配布を始めた。
このソフトは、利用者がパソコンをどのように使っているかを知るために、出荷時にレノボが独自に組み込んでいたもので、システムの情報を自社のサーバーに自動的に送信するよう設定されていたという。

しかし、レノボによると、今春、このソフトに欠陥が見つかり、悪用されると最悪の場合、コンピューターウイルスに感染したり、インターネットを通じて勝手に遠隔操作されたりするおそれがあることが分かったという。

被害は、今のところ確認されていないが、このソフトは利用者が簡単に消せないようになっていて、レノボはソフトを消すための特別なプログラムの提供を7月末から始めている。
レノボによると、このソフトは世界中で販売された23機種のノートパソコンに入っていて、国内では今年1月~6月までに販売されたノートパソコンが対象だという。

レノボのパソコンを巡っては、昨年販売された40余りの機種の中に、個人情報の流出につながる恐れがあるソフトが入っていたことが分かり、大きな批判を招いていた。
レノボの日本法人は「利用者に対してセキュリティーに対する懸念と不安を与えてしまい、大変遺憾です」とコメントしている。
以上、

IBMのパソコン部門を買収したレノボは、今ではパソコンを世界中で販売しており、個人・企業・政府機関・軍部などあらゆる施設で使用されている。
すでに米・英・カナダ・豪・ニュージーランドなどでは、レノボ製パソコンを政府機関での使用を禁じているが、今でもレノボと中国の政府機関が、使用を禁じていない国や日本の企業や政府機関で使用している機関の極秘情報などを全部閲覧している可能性がある。

バックドア問題、メーカーのウイルス搭載問題。