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福井市の化学工場の三星化学工業福井工場で、従業員など6人が相次いでぼうこうがんを発症した問題で、70代の元従業員の男性が新たにぼうこうがんを発症した疑いがあることが関係者への取材で分かったと報道されている。
厚労省は3月、工場で扱っていた化学物質のオルト-トルイジンが原因の可能性が高いとする調査結果を公表している。

70代の元従業員の男性が3月、病院で診察を受けたところ腫瘍が見つかり、ぼうこうがんを発症した疑いがあることが分かったという。
男性は今後、専門の医師による診察や治療を受ける予定で、ぼうこうがんと確認されれば、この工場で勤務し、ぼうこうがんを発症した人は合わせて7人になる。
三星化学工業は、過去に勤務した人がぼうこうがんを発症した疑いがあるのは事実で、すでに監督官庁にも報告し労災申請の手続きを行っている。今後の治療に関して協力できることについては対処したいと話しているという。
以上、報道参照

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化学薬品は健康に悪いものが非常に多い。取り扱いには十分注意する必要がある。
オルト-トルイジンは、還元分解により生成され、発がん性が指摘される「特定芳香族アミン」に属し、1992年にエコテックス規格100において禁止され、1994年にドイツで法規制されたのに続き、EU、中国、韓国でも法規制されている。

ただ、日本では産業最優先の経済産業省が法規制するのを嫌う傾向が続いている。
日本では、家庭用の繊維製品・革製品(毛皮製品を含む)から規制対象となるアミン24種類が30㎍/gを超えて検出されてはならないとする消費者向けの安全政策であり、工場に対する規制はない(それも今回の問題が発生した後だ)。

経産省は、水俣病のような犠牲者が出ても因果関係は不明との東大の先生たちのお墨付きを貰い、いつまでも使用させる。産業省の規制機関が必要だが、その一つ環境省は税金が無駄な機関でまったく機能していない。

 
商 号
三星化学工業株式会社
本社
東京都板橋区高島平1-49-4
代表
代表取締役会長 泉谷 武四郎
代表取締役社長 泉谷 武彦
主な事業内容
有機顔料中間体・ファインケミカル品などの製造販売
設 立
1953年(昭和282月)
資本金
9,000万円
主取引先
東洋インキSCホールディングス株式会社
DIC株式会社
大日精化工業株式会社
山陽色素株式会社
冨士色素株式会社
大同化成工業株式会社
山水色素工業株式会社
東京色材工業株式会社
住友化学株式会社
富士フイルム株式会社
オリヱント化学工業株式会社
株式会社ダイセル
宇部興産株式会社
ランクセス株式会社
双日株式会社
新和産業株式会社
三木産業株式会社
長瀬産業株式会社
住友商事ケミカル株式会社
主取引銀行
東京都民銀行板橋支店
みずほ銀行板橋支店
日本政策金融公庫池袋支店
工場
埼玉工場/埼玉県越谷市新川町2-378
相馬工場/福島県相馬市蒲庭孫目280
福井工場/福井県福井市白方町テクノポート3-3-7