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福岡県内の小中高校などで把握されたいじめの件数は、2014年度は過去最多の3782件で、前年度(1441件)の2.6倍になった。
こ れは、文科省への報告は6月までに取りまとめられたが、7月に岩手県矢巾町で列車飛び込み自殺した中学2年の男子生徒の報告を、当該の学校・教育委員会お よび岩手県からの提出書類にいじめを受けたと記入していなかったことから文科省が激怒、再調査を各県の教育委員会に指示した。その結果、福岡県では、1回 目の報告から2.1倍に増加するという、隠蔽体質を表面化させた。
内訳は、小学校が前年度(606件)の4.3倍の2,599件。中学校は前年度(623件)の1.5倍の951件。高校は前年度(200件)より微増の211件だった。

 学校や教育委員会が前年度の報告数を基準に置いた調整した報告をしていることにより、2回目の再調査で、2.1倍になるという隠蔽体質の醜態を見せている。

こうした内容でも、全国36,677校の40%がイジメはないと報告しているという。
指定暴力団数が全国一多い福岡県、その芽を摘むのも教育の役割は大きい。その端緒となるのがイジメではないのだろうか。