埼玉県狭山市の西武学園文理小などを運営する学校法人文理佐藤学園は、佐藤仁美学園長（４４）が海外出張費を私的に流用していた問題で、佐藤氏を懲戒解雇していたことが２５日判明した。
不正支出は５千万円以上に上ることも判明。学園は、流用に関する調査結果や組織改革案を２６日に記者会見して説明するという。

学園は９月、同小の校長も兼務していた佐藤氏による出張費の不正支出額が、２０１２年７月以降で約１４８０万円に上ったとの調査報告書を発表。その後、調査対象期間を広げて調べた結果、５千万円以上の不正支出があったことが判明したという。
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１９６６年に学校法人文理佐藤学園を創立した佐藤英樹・富美子氏。学園長は２００９年より長女の佐藤仁美が創立者の子というだけで就任していた。