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11月の米国の輸入物価指数は前年比で▲9.4%下落した。原因は原油安と輸入主要国に対する18%に上るドル高にある。

原油安は米国のシェールオイル産業にも打撃を及ぼしている。米国の備蓄量は高い水準で推移しており、原油高へのシフトは先般のOPEC会合で生産調整が見 送られたこと、および大輸入国である中国の経済も低迷が続き、イランも輸出を再開させることから、上昇の余地は少なくなっている。
円は、年末にもある米金利の上昇に、期待されて円安傾向にあったが、欧州委のパァッとしない追加緩和策が失望され、さらに日本の経常収支の大幅黒字もあり行ってこいの状態。

来年には国家戦略により原発再稼動が各地で計画されており、安くなったとはいえ原油輸入量が減少すれば、さらに貿易赤字も大黒字に変容していく、円高基調の要素は高まるばかりとなる。 
原油に代わる輸入増は、内需拡大しかないが、GDPの60%を占める消費活動は低迷したまま、賃金を上げるしかないが、景気が良いのは輸出企業と円安を価格転嫁できる大企業およびばら撒き公共投資の建設業者のみで、中小企業の賃金増は限られている。

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10日のNYダウは4日ぶりに82ドル上昇した。

円安は進み、原油も36ドル台、本日の東証はどこまで上がるやら・・・限定的か、200円超の上げか・・・、SGXは125円高と限定的のようだが・・・。11月の中国の自動車販売は20%増と大幅増、少しは日本の株価に反応してもよさそうだが・・・。
 

12月10日の株価
 
 
価格・指数
前日比
前日比
NYダウ(12月9日)
終値 $
17,492.30
-75.70
-0.43%
NYダウ(12月10日)
終値 $
17,574.75
82.45
0.47%
 
最高
17,697.74
 
 
 
最低
17,474.66
 
 
日経平均(12月10日)
終値 \
19,046.55
-254.52
-1.32%
 
最高
19,125.06
 
 
 
最低
19,025.78
 
 
上海総合指数(10日)
指数
3,455.50
-16.94
-0.48%
 
12/10~11日
 
 
対ドル円(日本時間)
7:29
121.54
円安
11日
対ユーロ円(日本時間)
7:30
133.07
円高
11日
原油WTI先物(現地)
16:59
36.58
 
SGX日経平均(現地)
1:59
19,100.00
125
 
 
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