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警視庁は6日、有料放送「WOWOW」の関連会社「WHDエンタテインメント」(現・WOWOWエンタテインメント)元社員松崎正秀容疑者(57)を詐欺容疑で逮捕した。

松崎容疑者は、WHD社のコンテンツ本部長だった2009年9~10月、海外の音楽映像を国内で販売する業務の一部を渋谷区の会社に架空発注し、WHD社から約100万円をだまし取った疑いがもたれている。

松崎容疑者は「だまし取ろうとした覚えはありません」と否認しているという。

 松崎容疑者が09~11年に同様の手口で千数百万円を詐取し、架空発注先にバックさせた現金を飲食費などに充てたとみている。
以上、

似たような最近の事件では、

<架空発注事件 NHKの巻>
2015年12月18日、NHKの子会社「NHKアイテック」は17日、40代の男性社員2人が放送 関連施設の工事や業務を架空発注し、約2億円を不正に受け取っていた疑いがあると 発表した。

2016年1月7日、NHKは、子会社のNHKアイテック(東京都渋谷区)九州支社の50代の男性副部長が下請け会社に業務の架空発注などを行い、計約500万円を着服していた疑いがあると発表した。

<架空発注事件 三菱電機の巻>
2015年3月、三菱電機は、東海道・山陽新幹線のインターネット予約システム「エクスプレス予約」の保守業務を受注しているが、これに関連して、営業部門に所属する複数の社員が、関係先に対し架空発注を繰り返し、代金を着服していたことが判明、東京国税局の税務調査の中で明らかになったもので、同社はこれらの社員の刑事告訴も検討している模様。また、この架空発注による所得に関連して、約2億4,000万円の申告漏れを指摘されていたことも判明している。

2016年6月28日、警視庁は、大手電機メーカー三菱電機の元社員2人による架空発注の詐欺事件で、同様の手口で会社から約4200 万円をだまし取ったとして別の元社員2人を詐欺の疑いで逮捕した。
6月29日、警視庁は、三菱電機の元社員による架空発注の詐欺事件で、元社員がほかにも会社から7800万円余りをだまし取ったとして詐欺容疑で再逮捕した。

なお三菱電機は、こうした不祥事件でも上場企業で圧倒的多数の23人の役員が1億円以上の報酬を受けている。トヨタでも8人に過ぎない。これでは、役員になれない殆どの社員たちが、架空発注でもしたいことだろう。