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韓国・仁川海洋警備安全署は6日、韓国FEZ内の仁川市の延坪島近海で違法な操業をしていて、韓国側の漁民たちに拿捕された中国漁船2隻の中国人船長2人に対し、領海および接続水域法違反容疑で逮捕状を請求した。船長以外の船員9人は本国に強制送還される。

 中国漁船2隻は、今月3日午前5時から5日午前5時23分にかけ、黄海の北方限界線(NLL)南側の韓国の領海を侵犯し、ワタリガニ10キロ、サザエ30キロを密漁した疑いが持たれている。

中国漁船が、韓国の領海で違法な操業をした場合、船長や機関士、航海士は5年以下の懲役または2億ウォン(約1850万円)以下の罰金刑に処せられる。

ワタリガニの漁期に入り、カニや貝類などを根こそぎ漁獲しようとする中国漁船を、韓国の漁民たちが直接拿捕する騒ぎが起こった翌日の6日午前にも、延坪島の海軍部隊のレーダーには、違法操業する中国漁船110隻が捉えられたという。
春漁期(4-6月)に延坪島などNLLの韓国側海域に出没した中国漁船は、2013年の約1万5500隻から、15年には約2万9600隻(1日約329隻)と、約2倍に増加。だが、韓国海軍や海洋警察が、北朝鮮軍と対峙するNLL付近で中国漁船を取り締まるのは難しい状況だという。
以上、

北朝鮮が中国漁船に対して、北朝鮮FEZ内の漁業を認めていることにこうした中国漁船の大量の進出問題が発生している。
また、北朝鮮は、南北朝鮮の国境線NLLに対して、黄海側の海域ラインで、36度線のまま海域に延びておらず、NLLを認めていない領海域があり、当一帯では常に衝突の危険性を孕んでいる地域でもある。