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イギリス国民は、難民問題だけではなく独仏主導のEU加盟そのものに対して、大英帝国没落の象徴と見たようだ。

イギリスのこれまでの開票作業では、日本時間の午後0時40分現在、「離脱」が1300万7483票で51.7%、「残留」が1216万6965票で48.3%と離脱が上回っている。
これを受け、イギリスの公共放送BBCは、EU=ヨーロッパ連合からの「離脱」の票が多数を占めることが確実になったと伝えた。

国民投票に向けた運動では、経済への影響や移民問題への対応などを争点に離脱派と残留派が激しい論戦を繰り広げた。
これによって金融市場の混乱が懸念されるほか、EUの将来にも大きな影響を与えるものと見られる。

ポンド暴落、シティの大混乱、輸入価格の高騰、内閣総辞職、ただ現行の移民30万人超は強制送還することはできないだろう。
プライドだけが高い英国人が選んだ結果である。今後イギリスの経済的な混乱の収拾には、最低でも2年以上かかるものと見られる。

イギリスの国民投票の結果に、アメリカのトランプは大喜びしていることだろう。富裕層優遇策しか眼中にないクリントンの国民的不人気に、トランプの勢いは増すばかりとなる。

24日13時25分現在では
対ドル円は、前日比5円41銭円高の100円60銭前後で推移している。
対ポンド円は▲24円12銭安の133円65銭(▲15.2%安)前後で推移している。
 日経平均は前日比▲1,291円63銭安の14,946円61銭前後で推移している。