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昨年末、第3者申し立てによる会社更生法申請により、負債額約1400億円を抱え、経営破たんした船舶運営管理会社のラムスコーポレーション。
会社更生手続きを不当に申し立てられたとして、ラムス社の社長が、三菱東京UFJ銀行に慰謝料など約10億円の損害賠償を求める民事訴訟を東京地裁に起こした。

銀行側が申し立ての理由とした契約の虚偽申告について、「銀行側も承知していた」などと主張している。
 訴えたのは、昨年末に会社更生手続きの開始決定を受けたラムスコーポレーションを中心とする(29社の)グループ企業の社長。

負債額の合計は約1400億円で、三菱東京UFJ銀は4百数十億円を融資していた。

7日に記者会見した代理人弁護士や訴状によると、
三菱東京UFJ銀側は昨年11月、船の融資に関する契約に虚偽があることなどを理由にラムスの会社更生手続きを申し立てを行った。
ラムス社側は、船の賃料や賃貸契約期間などを書類上偽ったのは、融資の審査を通りやすいように銀行側から促されたためで、返済が滞っていないのに申し立てられたのは不当だと主張している。

同行広報部は「係争中につきコメントできない」としているという。
同行では、複数の行員がラムス側から飲食店や高級クラブなどで過剰な接待を受けていたことが、7日発売の週刊文春の報道で明らかになっている。
以上、

三菱の冠がつく企業は、昔はいずれも一番の紳士企業であったが、今では問題だらけでまったく当時の面影はない。