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タ クシーの國際電気(株)(東京都荒川区南千住2-19-2、代表:町田利夫)と関連でガソリンスタンド経営のクラウン石油(株)(同、同)は8月17日、 東京地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、田口和幸弁護士(電話03-3273-2600)が選任されている。

負債額は國際電気が約16億円、クラウン石油が約4億円。

 國際電気は昭和31年3月設立の東京都心のタクシー業者。長く続く消費不況と以前の燃料LPガス高で経営不振に陥り、競争も激しく立ち直ることができなかった。

小泉政権時代に規制緩和の一環で大量にタクシー台数が増加した。しかし、リーマンショック後から続く消費不況に乗車客減、有り余るタクシーに競争激化、同社は負け組みとなっていた。ここ数年、国交省は大幅な規制強化に乗り出している。・・・政治に一貫性がなくグチャグチャなことをタクシー業界が露呈させている。消費不況下のタクシー料金の値上げはタクシー業界が望み国交省が了承したもの、その結果、タクシー離れを引き起こし、タクシー業界と運転手さんたちは苦境に立たされている。最近、国主導で距離を短くして格安料金タクシーの実証実験を行っている。

国が一旦手離した規制を再び取り戻すとは、業界と国交省の癒着の賜物なのかもしれない。