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国交省が28日発表した3月の住宅着工戸数は次のとおりとなっている。
平成29年3月の住宅着工戸数は75,887戸で、前年同月比で0.2%増となった。また、季節調整済年率換算値では98.4万戸(前月比4.7%増)となった。

・ 住宅着工の動向については、前年同月比で先月の減少から再びの増加となっており、利用関係別にみると、前年同月比で貸家は増、持家、分譲住宅は減となった。

・ 引き続き、今後の動向をしっかりと注視していく必要がある。

1.総戸数
○新設住宅着工戸数は75,887戸。
・前年同月比0.2%増, 先月の減少から再び増加。
○新設住宅着工床面積は6,031千㎡。
・前年同月比▲2.0%減,2ヶ月連続減。
○季節調整済年率換算値では98万4千戸。
・前月比4.7%増, 先月の減少から再びの増加。

2.利用関係別戸数
(1)持家=注文住宅
○持家は21,468戸(前年同月比▲3.6%減, 先月の増加から再びの減少)

(2)貸家=借家、アパート、賃貸マンション
○貸家は 33,937戸(前年同月比 11.0%増, 17ヶ月連増)
・民間資金による貸家は 31,203戸(同 13.3%増, 17か月連続の増加)
・公的資金による貸家は 2,734戸(同▲10.0%減, 先月の増加から再び減少)
公的資金による貸家は減少したが,民間資金による貸家が増加したため,貸家全体で増加となった。(すでに銀行によっては不動産関係融資の総量規制をかけている)

(3)分譲住宅
○分譲住宅は 19,727戸(前年同月比▲10.8%減, 2ヶ月連減)
・分譲マンションは 8,549戸(同▲24.3%減, 2ヶ月連続減)
・戸建分譲住宅は 11,041戸(同 3.4%増, 17ヶ月連続増)
一戸建住宅は増加したが,マンションが減少したため,
分譲住宅全体で減少となった。

3.地域別戸数
○首都圏 総戸数(前年同月比 5.8%増)
持家(同▲7.7%減),
貸家(同18.8%増),
分譲住宅(同 4.9%減)
うち分譲マンション(同▲15.1%減),
うち一戸建住宅(同7.3%増)

○中部圏 総戸数(前年同月比▲1.5%減)
持家(同▲9.4%減),
貸家(同▲2.0%減),
分譲住宅(同13.2%増)
うち分譲マンション(同12.0%増),
うち戸建分譲住宅(同12.9%増)

○近畿圏 総戸数(前年同月比▲0.4%減)
持家(同▲0.1%減),
貸家(同28.7%増),
分譲住宅(同▲24.7%減)
うち分譲マンション(同▲37.9%減),
うち戸建分譲住宅(同▲3.1%減)

○その他地域 総戸数(前年同月比▲3.8%減)
持家(同▲1.1%減),
貸家(同2.1%増),
分譲住宅(同▲19.0%減)
うち分譲マンション(同▲39.2%減),
うち戸建分譲住宅(同▲3.1%減)