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函館税関のまとめによると、今年7月の函館港へのイカの輸入は238トンあまりと、前年同期比で約15%増加。輸入価格は、金額ベースで、前年同期比で2.3倍になっていて、国内のスルメイカの記録的な不漁で、外国産への需要が高まり、価格が大幅に上昇している。

こうした中、函館市は主要産業の水産加工業の経営悪化が懸念されるとして、市内の業者で作る組合が共同で購入する輸入イカに対し、1キロあたり100円を助成する独自の補助金制度を設ける方針を決めた。

また、外国産のイカを使って人気の「いかめし」の駅弁を製造する森町の食品会社「阿部商店」は、今月20日から創業以来初めて、650円を780円と100円を超える大幅な値上げに踏み切るなど、輸入イカの価格の高騰が地域の産業に大きな影響を及ぼしている。